韓米自由貿易協定(FTA)批准案処理のための「運命の日」がまた延期された。民主労働党による国会外交通商統一委員会会議場占拠で、与野党が3日に続いて10日の国会本会議も取り消した。
ハンナラ党の黄祐呂(ファン・ウヨ)院内代表は9日夜、記者との電話で、「外交通商委で批准案が阻止されている状況であり、10日の本会議は開けない」と明らかにした。また「民主党と交渉が進行中なので(妥結すれば)いつでもまた招集する」と述べた。こうした本会議日程の取り消しは、民主党の金振杓(キム・ジンピョ)院内代表の要請のためという。
李明奎(イ・ミョンギュ)院内首席副代表は「10日午前に朴ヒ太(パク・ヒテ)国会議長にFTA批准案の職権上程を要請してみる」としながらも「今後、本会議を開けるかどうかは議長の決心にかかっている」と述べた。
しかしハンナラ党が最後の手段としている本会議職権上程も、朴ヒ太議長が「少なくとも外交通商委は通過しなければならない」という立場を守っているため、実現の可能性は低い状態だ。
国会外交通商委は先月31日から民主労働党の議員と補佐陣の会議場占拠のため、他の会議場を借りている。9日に外交通商委が新年予算案を審議したところは国会行政安全委員会全体会議長だった。
外交通商委員の李会昌(イ・フェチャン)元自由先進党代表は会議中、「正体不明の暴漢が外交通商委会議場を占拠しているが、会議を阻止する人たちは追い出さなければいけない。常任委員長の秩序維持権は何のためにあるのか」と怒りを表した。
10日の本会議がキャンセルとなるなど与野党の「FTA対立」が長期化する中、各党では強硬な声が強まっている。ハンナラ党の洪準杓(ホン・ジュンピョ)代表はこの日の最高・重鎮議員会議で、「韓米FTA問題はもう最終段階にきている」とし「(FTA批准案処理は)国益と国民のための決断であるだけに、野党の暴力占拠に堂々と対抗して処理しなければならない」と述べた。
この日のハンナラ党議員総会で、親李明博(イ・ミョンバク)系の高興吉(コ・フンギル)議員と沈在哲(シム・ジェチョル)議員は「院内代表がFTA批准案を処理できないのなら、早く院内代表から退くべきだ」と黄祐呂院内代表を真っ向から批判した。
FTA処理また延期?…ハンナラ党院内代表「きょう本会議開けない」(2)
ハンナラ党の黄祐呂(ファン・ウヨ)院内代表は9日夜、記者との電話で、「外交通商委で批准案が阻止されている状況であり、10日の本会議は開けない」と明らかにした。また「民主党と交渉が進行中なので(妥結すれば)いつでもまた招集する」と述べた。こうした本会議日程の取り消しは、民主党の金振杓(キム・ジンピョ)院内代表の要請のためという。
李明奎(イ・ミョンギュ)院内首席副代表は「10日午前に朴ヒ太(パク・ヒテ)国会議長にFTA批准案の職権上程を要請してみる」としながらも「今後、本会議を開けるかどうかは議長の決心にかかっている」と述べた。
しかしハンナラ党が最後の手段としている本会議職権上程も、朴ヒ太議長が「少なくとも外交通商委は通過しなければならない」という立場を守っているため、実現の可能性は低い状態だ。
国会外交通商委は先月31日から民主労働党の議員と補佐陣の会議場占拠のため、他の会議場を借りている。9日に外交通商委が新年予算案を審議したところは国会行政安全委員会全体会議長だった。
外交通商委員の李会昌(イ・フェチャン)元自由先進党代表は会議中、「正体不明の暴漢が外交通商委会議場を占拠しているが、会議を阻止する人たちは追い出さなければいけない。常任委員長の秩序維持権は何のためにあるのか」と怒りを表した。
10日の本会議がキャンセルとなるなど与野党の「FTA対立」が長期化する中、各党では強硬な声が強まっている。ハンナラ党の洪準杓(ホン・ジュンピョ)代表はこの日の最高・重鎮議員会議で、「韓米FTA問題はもう最終段階にきている」とし「(FTA批准案処理は)国益と国民のための決断であるだけに、野党の暴力占拠に堂々と対抗して処理しなければならない」と述べた。
この日のハンナラ党議員総会で、親李明博(イ・ミョンバク)系の高興吉(コ・フンギル)議員と沈在哲(シム・ジェチョル)議員は「院内代表がFTA批准案を処理できないのなら、早く院内代表から退くべきだ」と黄祐呂院内代表を真っ向から批判した。
FTA処理また延期?…ハンナラ党院内代表「きょう本会議開けない」(2)
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