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「先にFTA批准、後にISD交渉」 民主党穏健派40人が折衷案

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
民主党の金星坤(キム・ソンゴン)議員、金東喆(キム・ドンチョル)議員、康奉均(カン・ボンギュン)議員、崔仁基(チェ・インギ)議員ら党内穏健派議員が8日、韓米自由貿易協定(FTA)批准案の投資家・国家訴訟制(ISD)存続問題に対する「折衷案」をまとめ、所属議員を対象に署名作業に入った。

折衷案は「政府が批准案発効直後にISD存続に関する交渉を始めるという約束を米国から受ければ、批准案の処理を阻止しない」という内容だ。

折衷案をまとめた議員の一人は「約束さえ受ければ来年の総選挙や大統領選の後、米国と協議に入ることができる」とし「民主党議員87人のうち40人余りから折衷案に対する同意を受けた」と伝えた。


折衷案には金振杓(キム・ジンピョ)院内代表も同意しているが、孫鶴圭(ソン・ハッキュ)代表および党最高委員が受け入れるかどうかは不透明だ。また議員総会で追認されるかどうかも分からない。

ハンナラ党は民主党が折衷案を党論として採択し、提案してきた場合、検討できるという立場だ。ハンナラ党は8日午前まで、民主・民主労働党が占拠している国会外交通商統一委員会の会議場ではなく、別の会議場で批准案の外交通商委処理を試みる案を検討していた。

しかしハンナラ党所属の南景弼(ナム・ギョンピル)外交通商委員長はこの日午後5時ごろ、記者懇談会を開き、「今日は外交通商委全体会議を開かない」とし「9日の会議でも予算案だけを処理し、(与野党の合意がないかぎり)韓米FTA批准案は処理しない。野党ともっと対話する」と明らかにした。南委員長がこうした立場を明らかにした理由は、民主党の穏健派の動きを考慮したものという。

しかし外交通商委での与野党対立が長期化したことで、ハンナラ党では南委員長に対する不満が出ている。この日の党外交通商委員懇談会で、金炯オ(キム・ヒョンオ)議員、鄭夢準(チョン・モンジュン)議員、朴鍾根(パク・ジョングン)議員ら重鎮は、南委員長が「批准案処理保留」方針を明らかにすると、「あまりにも形式にこだわりすぎる。委員長の立場ばかり考えている」と怒りを表した後、会議室を出て行った。



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