フィッチは北朝鮮問題を注意深く見ている。フィッチは戦争や体制崩壊など北朝鮮にリスク要因が発生すれば韓国経済に及ぼす影響は大きいが可能性は少ないとみた。韓国経済の慢性の個人負債と高い対外依存度、そして来年の外債満期到来額が大きいという点はリスク要因と指摘した。企画財政部のキム・イテ国際金融課長は、「こうした危険要因にうまく対処すれば格付け引き上げにつながるというのがフィッチの見解」と話した。韓国は2008年の金融危機以後、2009年に積極的な赤字財政を遂行するのに国債を159億ドル分発行した。また、来年が満期となる銀行の借入も251億ドルで例年よりはるかに多い水準だ。しかしチェ・ジョング次官補は、「政府財政や銀行健全性を見ると外債償還を心配することはない。だが、個人負債問題はすぐに解決策を提示できるかは今後を見なければならない」と話した。
今回フィッチの韓国格付け見通しが「ポジティブ」に変わったことにより、早ければ6カ月、通常は1年前後で格付け自体も上がるという期待が出てきている。現在フィッチから「AA-」級を受けた国はサウジアラビアなどだ。日本はこれより一段階高い「AA」、ベルギーとオーストラリア、香港は2段階高い「AA+」等級を受けている。
格付け会社「韓国の債務は少なく財政はしっかりしている」(1)
今回フィッチの韓国格付け見通しが「ポジティブ」に変わったことにより、早ければ6カ月、通常は1年前後で格付け自体も上がるという期待が出てきている。現在フィッチから「AA-」級を受けた国はサウジアラビアなどだ。日本はこれより一段階高い「AA」、ベルギーとオーストラリア、香港は2段階高い「AA+」等級を受けている。
格付け会社「韓国の債務は少なく財政はしっかりしている」(1)
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