韓国のファンダメンタルズを侮って評価した2008年の反省なのか。欧州系格付け会社のフィッチ・レーティングスが今度は韓国に朗報を伝えた。フィッチは8月初めに米国の格付け引き下げで拡大した世界的財政危機後で初めて韓国の格付け見通しを引き上げた。金融危機当時の2008年11月にフィッチは韓国の格付け見通しを「ネガティブ」に調整した。当時外信の韓国評価は冷たく、特に欧州メディアの見方は韓国経済にとても批判的だった。
フィッチが今回の格付け見通し上方修正の核心理由に選んだのは財政健全性だった。実際韓国の債務と財政収支はともに良好だ。9月の国際通貨基金(IMF)の財政モニター資料によると、2010年基準で韓国の国内総生産(GDP)に対する政府債務比率は33.4%だった。米国の94.4%、日本の220%、英国の75.5%、フランスの82.4%に比べ国の資金事情ははるかに良い。先進国平均の98.1%はもちろん開発途上国平均の40.9%よりも低い。昨年韓国の管理対象収支はGDPのマイナス1.1%で、米国のマイナス10.3%、日本のマイナス9.2%、英国のマイナス10.2%などより政府の年間財政も堅実だった。毎年財政収支をしっかり管理したためそれが積もった国家債務も健康体質ということだ。
対外健全性も高い点数を受けた。フィッチは特に韓国の外貨準備高が1年で6.7%増え、10月現在で3110億ドルに達するという点、銀行の短期外債が減っているという点などを高く評価した。最近韓国が日本・中国と通貨スワップ契約を締結し外貨流動性を拡大した点も考慮された。延世(ヨンセ)大学のハン・スング教授(経済学)は、「韓国が危機の度に外国人投資家の現金預払機役をするとして『ATMコリア』というニックネームがつくほど対外変数に弱かったが、それなりに備えはうまくしているという点を認めたもの」と話した。
格付け会社「韓国の債務は少なく財政はしっかりしている」(2)
フィッチが今回の格付け見通し上方修正の核心理由に選んだのは財政健全性だった。実際韓国の債務と財政収支はともに良好だ。9月の国際通貨基金(IMF)の財政モニター資料によると、2010年基準で韓国の国内総生産(GDP)に対する政府債務比率は33.4%だった。米国の94.4%、日本の220%、英国の75.5%、フランスの82.4%に比べ国の資金事情ははるかに良い。先進国平均の98.1%はもちろん開発途上国平均の40.9%よりも低い。昨年韓国の管理対象収支はGDPのマイナス1.1%で、米国のマイナス10.3%、日本のマイナス9.2%、英国のマイナス10.2%などより政府の年間財政も堅実だった。毎年財政収支をしっかり管理したためそれが積もった国家債務も健康体質ということだ。
対外健全性も高い点数を受けた。フィッチは特に韓国の外貨準備高が1年で6.7%増え、10月現在で3110億ドルに達するという点、銀行の短期外債が減っているという点などを高く評価した。最近韓国が日本・中国と通貨スワップ契約を締結し外貨流動性を拡大した点も考慮された。延世(ヨンセ)大学のハン・スング教授(経済学)は、「韓国が危機の度に外国人投資家の現金預払機役をするとして『ATMコリア』というニックネームがつくほど対外変数に弱かったが、それなりに備えはうまくしているという点を認めたもの」と話した。
格付け会社「韓国の債務は少なく財政はしっかりしている」(2)
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