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「原発1-2基分の発電所、光陽製鉄所にある」(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

先月中旬、全羅南道(チョンラナムド)光陽(クァンヤン)製鉄所で、職員が汽力発電設備を点検している。

「ここに原発1、2基が入っているということです。想像ができますか」。

ポスコ光陽(クァンヤン)製鉄所エネルギー技術チームのクァク・インチョル・チームリーダーは誇らしく話した。

鉄をつくる製鉄所になぜ原発か。先月中旬に訪問した全羅南道(チョンラナムド)光陽製鉄所は自家発電容量が1600メガワットにのぼった。


2010年末に竣工した釜山市機張郡(プサンシ・キジャングン)の新古里(シンゴリ)原発1号機と今年末に竣工される蔚山市蔚州郡(ウルサンシ・ウルジュグン)の新古里原発2号機はともに1000メガワット級。韓国標準型原発を改良した最新原発の1.6倍ほどの電気を光陽製鉄所で生産できるのだ。

クァク氏は「製鉄工程でエネルギー供給と使用のバランスを正確に合わせるのが重要なため」と述べた。電気供給が足りなければ電圧や周波数など電気の質が落ちるからだ。

ポスコは製鉄工程の特性上、多くのエネルギーを使う。同社の年間エネルギー使用量は約1700万TOE(原油1トン当たりの熱量)で、国内1次エネルギー使用量の7%に相当する。しかし操業に必要な燃料の大半を、工程で発生する副生(by-product)ガスから得る。電気を多く使用するが、生産する量も多いということだ。昨年、ポスコは本社と浦項(ポハン)・光陽製鉄所で使用した電力量のうち70%を自ら調達した。残り30%のみ韓国電力公社の電気を使った。

光陽製鉄所の生産管制センター4階にあるユーティリティコントロールセンター(UCC)。電力の系統供給を担当する電力取引所の状況室のように、前面に大型スクリーンが広がっている。画面の数字は随時変化している。光陽製鉄所のカン・ヨンガプ電力系統課長は「ここが電力取引所と同じ役割をする」と紹介した。カン課長が所属する部署の名前も「電力系統課」だった。

記者が訪問した先月17日午後1時20分現在、製鉄所内で使用している電気は1388メガワットだった。このうち1105メガワットを製鉄所で発電して使用しているのが一目で分かった。その時刻に製鉄所が使っている韓電の電気量は147メガワットと表示されていた。鉄鋼製品だけでなく電気も大量に生産する‘ポスコ発電所’だ。



「原発1-2基分の発電所、光陽製鉄所にある」(2)

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