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“韓流広報員”韓国文化院長、飲酒事故に続いて今度は横領容疑

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

ユ・ミン前駐ロシア韓国文化院長(53)。

駐ドイツ韓国文化院長の飲酒交通事故を報じるドイツの日刊紙「ターゲスシュピーゲル」。

韓国文化を海外に知らせる尖兵の役割をすべき外国駐在の韓国文化院長が相次いで問題を起こしている。

今月初め駐ドイツ韓国文化院長が飲酒運転で交通事故を起こした容疑を受けたのに続き、今度は前駐ロシア韓国文化院長が予算横領容疑で検察に召喚され、調査を受けた。

検察と文化体育観光部によると、ソウル中央地検外事部は26日、ユ・ミン前駐ロシア韓国文化院長(53)を呼んで調べた。これに先立ち文化部は4月、「ユ前院長が08年から今年初めまでロシアで5万ドルほどの予算を横領した疑いがある」として検察に捜査を依頼した。


ユ前院長は08年2月から2010年2月まで駐ロシア韓国大使館広報官(公使参事官)として勤務し、2010年2月から今年3月まで駐ロシア韓国文化院長を務めた。

ユ前院長は広報官と韓国文化院長として在職した3年間、大使館ホームページ管理・整備人材を臨時採用した後、給与金額を膨らませる手法で3万8000万ドルを横領した疑い。またユ前院長は韓国文化院長だった2010年、韓国人ピアニストのドイツ公演経費を支援するという名目で予算を受け取って7000ドルほど流用した容疑、韓国文化院職員6人の時間外手当を水増しして5000ドルを横領した容疑も受けている。

文化部は駐ロシア韓国大使館と韓国文化院の関係者の情報提供を受け、現地調査を行った後、関連書類とともに調査内容を検察に渡した。ユ前院長は検察で、「経費を一部膨らませて別の資金をつくったのは事実だが、すべて公的な用途に使い、個人的に横領したものはない」と主張したという。検察は追加の調査でユ前院長を刑事処罰するかどうかを決める方針だ。

これに先立ち7日には駐ドイツ韓国文化院のカン院長が独ベルリンで飲酒運転が原因と推定される交通事故を起こし、物議をかもした。独メディアによると、カン院長は車4台にぶつかる事故を起こした後、「急発進事故だった」と主張したが、現地目撃者は「酒に酔った状態で逃げようとした」と話している。

韓国文化院(文化広報館含む)は韓流ブームの影響で急速に増え、現在、海外31カ国に36カ所ある。韓国大使館所属だが、文化部海外広報院の管理を同時に受け、院長もほとんどが文化部参事官級が務めている。



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