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アップルのスライド式ロック解除、米国で特許獲得…サムスンとの訴訟戦への影響は

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
アップルの「iPhone」に使われたスライド式ロック解除機能が25日に米国特許を取得した。アップルはサムスンの「ギャラクシーS2」がこの技術を盗用したとして6月にソウル中央地裁に特許侵害訴訟を提起している。これに伴い、今回の米国特許庁の決定が各国で進行中のアップルとサムスンの訴訟戦にどのような影響を及ぼすか注目される。

「スライド式ロック解除」は「iPhone」と「iPad」の最も基本的な機能のひとつだ。機器の画面にあらかじめ定められた表示経路に従って指をスライドしてロック状態を解除することをいう。スティーブ・ジョブズは2007年に最初の「iPhone」を公開する席で「いまや携帯電話のロック状態を解除しようとするなら指をスライドすればよい」としてこの機能を初めて紹介した。米国特許庁は25日、この機能を「機器のロック状態を解除するためにあらかじめ定められたジェスチャーによりひとつ以上のイメージを画面に描くもの」と定義して8046721番の登録番号を付与した。

問題はサムスンの「ギャラクシーS」を含む大部分のアンドロイド基盤の機器がこの機能を採用しているということだ。サムスンは24日にソウル中央地裁で開かれた公判で、アップルの特許侵害主張に対し「発明ではなくアイデアにすぎない。抽象的アイデアを特許というのは特許法の本質に反する」という論旨を展開した。合わせてスウェーデンのネオノードが携帯電話「N1」にアップルより先のこの機能を使っていたと主張した。一方、オランダの裁判所は8月にアップルがサムスンの「ギャラクシーS」シリーズに対して提起した販売禁止仮処分申請判決で「スライド式ロック解除機能は特許性がない」と判断していた。

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