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【噴水台】“韓国のジョブズ”は今どこで何をしているのか(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
ジョブズという大物に対しては、古生物学でいう「島の規則」を思い出させる。 形質交流が活発な大陸では、体が大きい生物は大きいものとして、小さい生物は小さいものとして、さまざまなサイズが存在する。しかし島に孤立すれば、同じ種でも大きいものは小さくなり、小さいものは反対に大きくなる。平均化現象だ。米国だったため、ジョブズのような大物が生まれたのではないだろうか。ジョブズは小学3年の時、女性の担任教師の椅子の下に暴音弾を仕掛けて爆発させ、中学3年の時は親の寝室に盗聴器を設置して父に見つかった。それでも親はジョブズを信じて才能と意志を育てた。学生時代に没頭した文学・音楽・禅は、人文学科科学を結合した途方もない業績の基礎となった。

韓国はどうか。人材輩出の面で韓国は大陸か島か。『スティーブ・ジョブズ』韓国版の推薦文は安哲秀(アン・チョルス)ソウル大融合科学技術大学院長が書いている。安教授は今日行われるソウル市長選挙に飛び込んだだけに、これからは「融合政治大学院長」と呼ばれなければいけないようだ。 政治ブラックホールが恐ろしい。‘韓国のジョブズ’は育つ青少年の中から探さなければならないのか。 ジョブズは高校1年の時、周波数計数器を作るからといって、ヒューレット・パッカード創業者に電話をかけて部品を手にした。韓国の英才たちはいま何をしているのだろうか。塾にこもって何かをぶつぶつと暗記していないだろうか。 ここまで考えが及ぶと、本当に大きな戦慄が迫る。

盧在賢(ノ・ジェヒョン)論説委員/文化専門記者

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