‘寝台サッカー’と‘冷たい観客席の雰囲気’を克服する。運命の試合を控え、水原（スウォン）サムスンが乗り越えなければならない課題だ。

２６日０時（日本時間）に行われるアジアサッカー連盟（ＡＦＣ）チャンピオンズリーグ準決勝第２戦は注目される試合だ。 水原は１９日に行われた準決勝第１戦のホームゲームでアルサド（カタール）と激戦を繰り広げた。 ０－２で敗れたうえ、乱闘もあった。

アルサドは１－０とリードした後半３６分、スポーツマンシップとは距離がある形で追加ゴールを決めた。 これは暴力につながった。 観客が競技場に乱入し、水原のＦＷステボが相手選手を暴行した。 ステボは２試合出場停止処分を受けた。この夏に水原に入団し、攻撃を引っ張ったステボの空白は大きい。 水原はすでに０－２で敗れている。 第１・２戦を合わせて決勝進出チームを決める。 厳しい状況だが、水原は「逆転できる」と意気込んでいる。


しかし水原で乱闘を経験したアルサドがホームで報復を狙っている。 まず冷たい観客席の雰囲気を克服しなければならない。 すぐにグラウンドに倒れ込んで時間を稼ぐ中東の‘寝台サッカー’も警戒対象だ。 アルサドはＦＷのニアンとケイタが出場停止処分で抜ける。 １００億ウォン台の年俸を受ける主力ＦＷが抜ければ守備中心で試合に臨むしかない。

ユン・ソンヒョ水原監督は「アウエーで勝てばよい」とチームを盛り上げている。 ユン監督はＦＷ河太均（ハ・テギュン）に期待している。 ユン監督は「河太均はチャンピオンズリーグでいいプレーを見せてきた。 ステボの空席をうまく埋めるだろう」と明らかにした。

河太均は今季のチャンピオンズリーグで好調だ。 今季Ｋリーグでは２得点１アシストにすぎないが、チャンピオンズリーグでは６得点している。 激しい組別リーグを水原が１位で通過できた原動力だ。

一方、準決勝の第１戦アウエーでアル・イティハド（サウジアラビア）を３－２で降した全北現代（チョンブク・ヒョンデ）は２６日、ホームで行われる第２戦で決勝進出を狙う。