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アップルと会った李在鎔社長、サムスン経営の前面に出るのか(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

ティム・クック・アップル最高経営責任者。

李在鎔社長は追悼式出席のため16日に出国したが、当時も記者らに比較的詳しく米国訪問の趣旨とジョブズとの関係を紹介した。 李社長はこの席で「(ジョブズは)最も重要な顧客で、素晴らしいライバルで、個人的な友人だった」と話した。 「05年に大きな取引があった時(ジョブズの)家で夕食をするほど親しくなった」という説明もした。

当時の大きな取引とは、現在のサムスン-アップル関係の‘始まり’といえるiPhone部品の納品を意味する。 李社長はすでに数年前から両社間の取引において主要窓口の役割をしてきたということだ。

李社長は「サムスンとアップルは同伴者にならなければならず、市場では公正かつ激しい競争しなければならない」という所信を明らかにした。 李社長は実際、今回のクックCEOとの対話で、「お互いフェアプレイをして激しく競争しよう」という提案をしたという。


李社長とクックCEOの対話が大きな関心を集めるのは、現在、両社が‘世紀の特許戦’と呼ばれるほど全面的な訴訟戦を繰り広げているからだ。 サムスン電子とアップルはお互いのスマートフォンとタブレットPCが自社の特許を侵害したとして、9カ国で30件余りの訴訟を同時多発的に進めている。

クックCEOはアップルでも‘訴訟強硬論者’として知られている。 関連業界は、クックCEOと李社長が公的・私的に深みのある対話をし、親しくなった点にも大きな関心を見せている。 数回の対面で李社長とジョブズが‘友人’関係になったように、クックCEOとの対話が両社間の複雑な利害関係を解くカギになるのではという分析だ。

しかし李社長は今回の対話が‘和解ムード’と解釈されることについては警戒する姿を見せた。 今回の対話をきっかけに両社が和解局面に入ったのかという質問に対しては、「追悼式のために行った」と答えた。 追加訴訟関連の質問にも「必要ならばすること」とし「法務チームが経営陣と協議しなければならない」と答えた。 部品分野では変わりない同伴者関係を継続するが、製品部門では競争が避けられないという意味と解釈される。

李社長は昨年末の定期人事で副社長から社長に昇進した。 このためやや早い感はあるが、年末のグループ社長団人事で昇進したり、より重みのある補職を引き受ける可能性も提起されている。



アップルと会った李在鎔社長、サムスン経営の前面に出るのか(1)

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