李明博大統領が19日、青瓦台で日本の野田佳彦首相を単独会談場に案内している。
就任してまだ2カ月にならない“初心者首相”のためなのかもしれない。だが、就任当初から「東アジア共同体」という巨大構想を前面に出し米国と対立した鳩山由紀夫元首相の談論主義、官僚らを徹底的に無視して我が道を行った菅直人前首相のマイウェイとは明らかに差別化された足取りを彼は歩んでいる。一時「靖国神社に合祀されたA級戦犯は戦争犯罪者ではない」という妄言をした彼が、首相になった後に「首相としては靖国神社を参拝しない」と宣言したのも、朝鮮王室図書5冊を直接持って韓国を訪れたのも政治的実用主義の断面とみられる。インタビューで野田首相は、「李明博(イ・ミョンバク)大統領と忌憚のない話を交わす仲になりたい」とした。「実務をよく知っており、ビジネスマンとしての経験を土台にグローバルな問題を正確に判断する李大統領を尊敬する」という話もした。これは実際に李大統領の長所でもある。
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