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米兵の入店「NO」「YES」…二つに割れた弘大クラブ

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

15日夜、ソウル麻浦区弘益(ホンイク)大前のクラブに「米兵出入り禁止」と書かれた札が見える。

ソウル麻浦区(マポグ)弘益(ホンイク)大学前のクラブ通りが「在韓米軍の入店」をめぐり二つに分かれた。 「入店させれば米兵の犯罪が増える」という主張と、「店内で問題が発生したわけでもないのに入店を拒否する理由はない」という意見が対立している。

15日午前1時の弘大前。 毎月第3・4週の金曜日で開かれる「クラブデー」を広報するポスターに「米軍と未成年者はお断り」と書かれている。 客が多いことで有名なAクラブの前には米兵の姿は見えなかった。 弘大前のクラブ経営者からなる「クラブ文化協会」に所属するこのクラブは、米兵の出入りを厳格に禁止している。 クラブの入り口で身分証明証検査をしたある職員は「最近、米兵による性的暴行事件が発生してからは取り締まりをさらに強化している」と説明した。

同じ時間、同じく協会に所属するBクラブ。 ここはAクラブと違って多くの外国人が出入りしていた。 髪が短く軍人のように見える白人男性も難なく入店した。 職員(25)は「私たちは米兵だからといって入店を断らない。これまでクラブ内で米兵が問題を起こしたことはなかった」と話した。


弘大前クラブは江南(カンナム)や梨泰院(イテウォン)とは違い、02年11月から米兵の入店を断ってきた。

クラブ文化復興期に弘大を訪れる米兵が増え、それに伴って米兵の犯罪も増えたからだ。 クラブ文化協会のチェ・ジョンハン会長は「性的暴行事件など米兵の犯罪があまりにも多く、このままではこの一帯が亡びてしまうという危機感があった」とし「協会に加盟した10余りのクラブがすべて米兵の入店禁止に賛成した」と述べた。

クラブの間での葛藤は昨年から始まった。 弘大前の商圏が急激に拡大し、協会に所属しないダンスクラブが次々と誕生した。 こうしたクラブが米兵の入店を認めると、協会に所属するクラブにまで影響が及んだ。 協会の米兵入店禁止条項も「強制」から「勧告」に緩和された。 チェ会長は「一部の事業主が『米兵の入店を断れば自分たちだけが損をする』と異義を提起した」とし「来月からダンスクラブは別に‘事業主協会’として独立する予定だが、米兵入店禁止がきちんと守られるかどうか心配だ」と話した。

クラブ前で会った若者は米兵入店禁止に賛成する人が多かった。 チョン・スンホさん(20)は「酒に酔った米兵が汚い言葉を吐いて絡んでくることが時々あった。もめ事になってもしょうがないので取りあえず避けている」と話した。

キム・ドンヨンさん(20)は「女子高生への性的暴行事件をニュースで見てから少し抵抗感を感じる」とし「いわゆる‘ブッキング’文化(店員が男女客の縁を取り持つ)がある江南・梨泰院は知らないが、弘大は好きな音楽を聴きながら踊れる唯一のところなので、米兵の入店禁止が維持されればいい」と語った。



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