李明博(イ・ミョンバク)大統領のソウル論硯洞(ノンヒョンドン)の私邸。
李明博(イ・ミョンバク)大統領。
その4時間後、李大統領は洪準杓(ホン・ジュンピョ)ハンナラ党代表と別に会った。 洪代表は「内谷洞の私邸を(他のところに)移転すること自体が国民情緒に反し、不適切だ。 (李大統領が過去に住んだソウル)論硯洞(ノンヒョンドン)に行くのがよい」と述べた。 李大統領は「論硯洞復帰問題を含め、全面的に再検討するよう指示した」と答えた。 洪代表は「私邸問題責任者の金仁鍾(キム・インジョン)警護処長を更迭するべきだ」とも言った。 青瓦台は「金処長はすでに辞意を表明した状態」と話した。 洪代表の2つの要求をすべて受け入れたのだ。
李大統領は内谷洞の私邸問題が浮上してから10日余りで計画を白紙に戻すことにした。 青瓦台の関係者は「昨年、北朝鮮の延坪島(ヨンピョンド)砲撃で民間人死傷者が発生してから6日後に謝罪したケースを除けば、最も早く問題を是正した例」と説明した。 李大統領がこのように速かに措置を取ったのは、10月26日に再・補欠選挙を控えて急激に悪化した民心を意識したからだ。 私邸建設計画の白紙化方針が決まるまで、青瓦台は「息子シヒョン氏の名前の土地(463平方メートル)を大統領の名前にする」(10日)、「警護敷地も減らす」(12日)などの弥縫策を出していた。 しかしそれでは非難世論は収まらなかった。 専門家は「李大統領はこれまで公正社会を主張してきたが、私邸問題に関しては‘公正’とは正面から反する、公正性が没落した様相で処理したため、国民が憤怒した」と分析した。
政治コンサルティング「ミン」のパク・ソンミン代表は「便法贈与と特恵、開発差益の話までが浮上し、法的な公正性はさておき、情緒的な公正性にも問題を起こす格好になった」とし「盧武鉉(ノ・ムヒョン)前大統領の私邸を阿房宮だと批判した陣営がこうした二重基準を見せたため、国民が怒りを表した」と述べた。
青瓦台では、「内谷洞の私邸問題について大統領は詳しく知らず、金伯駿(キム・ベクジュン)青瓦台総務企画官もよく知らないため、話すことができずに戸惑った。 結局、金仁鍾警護処長が隠したことで事態が大きく広がっただけに、金処長だけが責任を取ればよい」と話す人が多い。 しかし「李大統領が最終決定をする前、内谷洞の敷地をチェックした」と青瓦台(チョンワデ、大統領府)核心関係者が話しただけに、政界では「大統領にも責任があるのではないのか。 大統領が敷地をチェックしたにもかかわらず『不本意にも』と話すのは不適切ではないのか」という指摘も出ている。
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