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北朝鮮が内部の敵恐れる? スパイ摘発する映画を制作

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
北朝鮮の朝鮮芸術映画撮影所が最近、北朝鮮国内のスパイ網を見つけ出す国家安全保衛部要員の活躍像を描いた芸術映画「未決件はない」を制作したと対南宣伝用ウェブサイトの「わが民族同士」が17日に伝えた。映画はスパイ網を摘発する任務を与えられたミギョンという主人公が、百貨店で犯罪を犯した娘に偽装した後ある機械工場に潜り込み、家族と知人の排斥、生命の危険を顧みず任務を成しとげるという内容になっている。

映画を体制宣伝道具に活用する北朝鮮が体制転覆勢力を見つけ出す素材で映画を作ったのは異例だ。建国(コングク)大学統一人文学研究団のチョン・ヨンソン教授は、「北朝鮮が最近制作した映画は大部分が経済再建や強盛大国建設を素材にしている。今回の映画は対外脅威を強調しながら内部結束を固めようとする次元とみられる」と話した。実際に同サイトは、「映画はわが共和国の尊厳と権威を傷つけようとする米帝と階級的敵らの卑劣な陰謀を粉砕する保衛担当者らの闘争の姿を見せている。革命の首脳部を決死擁護して社会主義制度の安全を守る事業ではひとつの未決件もあってはいけないということを強調している」と明らかにした。「未決件はない」という題名はハリウッド映画「ミッションインポッシブル」同じ意味だ。

今回の映画は昨年の金正恩(キム・ジョンウン)の登場後の体制引き締めの次元で作られたのではないかとの分析が出ている。最近北朝鮮住民らの間にも韓国ドラマや歌謡など韓流ブームが吹いている状況で外部からの思潮流入を防ぐための側面があるということだ。






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