FTAに反対している民主党が当初FTAを推進した当事者という点はアイロニーだ。金大中(キム・デジュン)大統領時代から推進を検討した。2006年に当時の盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領が、「FTAを通じて世界10位圏に入ろう」として本格交渉を始動した。盧大統領を支持した多くの進歩勢力が反対した。それにもかかわらず、盧大統領は所信で押し切り協議案を終えた。
当時ハンナラ党の大統領選挙候補者としてFTAを積極的に支持した孫鶴圭(ソン・ハクキュ)議員が現在の民主党の代表という点もアイロニーだ。孫議員はハンナラ党から民主党に移籍してからもFTAに賛成した。そうするうちに民主党内の強硬反対論に押され立場を変えた。民主党内の強硬反対論者らは民主労働党など進歩勢力との政治的連帯を考慮し強い声を挙げている。孫代表の反対論もやはりこういう政治的利害の計算に従ったものではないかと疑わしい。
当時ハンナラ党の大統領選挙候補者としてFTAを積極的に支持した孫鶴圭(ソン・ハクキュ)議員が現在の民主党の代表という点もアイロニーだ。孫議員はハンナラ党から民主党に移籍してからもFTAに賛成した。そうするうちに民主党内の強硬反対論に押され立場を変えた。民主党内の強硬反対論者らは民主労働党など進歩勢力との政治的連帯を考慮し強い声を挙げている。孫代表の反対論もやはりこういう政治的利害の計算に従ったものではないかと疑わしい。
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