趙明哲（チョ・ミョンチョル）統一教育院長をはじめとする脱北者出身の高官らに対して関係当局が最高水準の警護措置を取ったことがわかった。韓国政府当局者は１３日、「趙院長警護のため先週末から武装警官３人を配置したと理解している。彼らは私服姿で趙院長を２４時間密着警護する任務を受け持っている」と話した。

関係当局は江南（カンナム）のアパートにあり趙院長の住居を、保安施設が優れた江北（カンブク）地域のある住商複合ビルに移すよう措置した。政府関係者は、「趙院長を含む脱北者に対する比較的具体的な北朝鮮のテロ情報が手に入ったことに伴う対応措置」と説明した。この関係者は、「対南工作部署の偵察総局が『趙明哲を除去せよ』という指令を下したという情報がある」と耳打ちした。

北朝鮮の外交官出身のホン・スンギョン北朝鮮民主化委員長をはじめ、これまで近接警護がなかった脱北者出身の高官５〜６人にも警官が１人ずつ配置された。