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フェラーリ副社長「韓日中の市場の違いは…」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

フェラーリのエンリコ・ガリエラ上級副社長

フェラーリ本社マーケティング担当のエンリコ・ガリエラ上級副社長は「フェラーリは量産車のベンツ・BMWとは違う会社であるため、常に需要よりも供給を少なくするのが経営目標」とし「経済危機はフェラーリの顧客とほとんど関係なく、今年は歴代最高となる販売7000台が超えるだろう」と述べた。

--イタリア国債が3段階引き下げられた。 欧州発の経済危機が尋常でない。

「イタリアは世界販売の7%にすぎない。 世界経済が厳しいと言っても、1台当たり3億ウォンを超えるフェラーリの顧客はそれほど厳しい状況でないというのが今までの経験だ。 しかも先進市場の代わりに中国・ロシアなど新興市場がカバーしている。 経済危機はフェラーリにとって危機にならない。 需要より供給を少なくして希少性を持たせるのがフェラーリの経営目標だ」


--韓国・日本・中国の市場はどう違うか。

「日本はフェラーリの伝統的な3大市場だ。 すでに累積1万台が売れている。 中国は6年で1000台を超えた。 韓国では250台ほど売れた。 日本は世界で屈指のフェラーリクラブが維持されるほど、数十年も経ったフェラーリの中古車を手入れして乗る成熟した市場だ。 中国は周囲を意識し、ブランドパワーを見て購入するほうだ。 フェラーリの供給が始まったばかりの韓国はもう少し日本に近いと見ている」

--今後、SUV(スポーツタイプ多目的車)や1億ウォン台の普及型フェラーリを出す計画は。

「両方ともない。 1960年代にフェラーリが厳しくなり、前輪駆動普及型の『ディーノ』を出した。 当時、この車は価格は数千万ウォン台と低廉だったが、結果的にスポーツカーメーカーのフェラーリには似合わなかった。 フェラーリは最も速く最もラグジュアリーな最高級スポーツカーだけをつくる。 このため需要が増えても工場は拡充せず、顧客を2年ほど待たせることになる。 フェラーリの最も優れた車は創業者エンツォ・フェラーリの言葉通り‘次に出る車(Next)’だ」

--来週、全羅南道霊岩(チョンラナムド・ヨンアム)でF1コリアが開催される。 今年フェラーリチームは成績が不振(現在3位)だが。

「レーシング部門は別の会社なので何とも言えない。 フェラーリがF1マーケティングを通して成功したのは間違いない」



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