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「ジョブズの遺作、必ず買う」…「iPhone4S」が大反転

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

10月5日、米アップルの創業者、スティーブ・ジョブズ氏が死去した。

世界の消費者から酷評を受けたアップルのiPhone後続作「iPhone4S」が、スティーブ・ジョブズの死で状況を反転させる見通しだ。スティーブ・ジョブズは最期までアップルに大きな贈り物をするということだ。

「iPhone4S」は4日(現地時間)の発表後、世界の消費者と業界から冷ややかな反応を受けた。「iPhone4」をやや改善したレベルにすぎなかったからだ。各種インターネットサイトには「アップルに失望した」「iPhone5を楽しみにまっていたが裏切られた」「デザイン・性能など変わったところがほとんどないのに、なぜ新しいシリーズとして出てきたのか」などネットユーザーの不満が相次いだ。

しかし一日で状況は逆転した。「iPhone4S」発表翌日の5日(現地時間)、アップルのCEOだったスティーブ・ジョブズの死去が伝えられた。インターネット上にはすぐに哀悼の雰囲気が広がった。


「iPhone4」に対する不満のコメントばかりだったアップルのホームページも、ジョブズへの追悼文で塗り替えられ、ツイッターやフェイスブックにはジョブズの死を悼むコメントがあふれた。この雰囲気は「iPhone4S」の販売につながった。

あるネットユーザーが「‘iPhone4S’として発表したのは、おそらく‘4S’に‘For Steve’という意味を込めたのではないか」と書き込むと、他のネットユーザーはこれを転送しながら共感を表した。前日まで「4S」を「For Samsung」と皮肉っていた消費者が劇的に変わったのだ。

現在ツイッターには「スティーブ・ジョブズが最後に残した4Sを必ず購入したい」「ジョブズを追悼するために彼の遺作の4Sを買う」「iPhone4S購入を決めた」などの反応を見せている。このほかにも各種ポータルサイトには「iPhone4Sには失望したが、私の人生で最後のiPhoneになるかもしれない4Sはジョブズのために買う」などのコメントが次々と書き込まれている。

兪惠銀(ユ・ヘウン) リポーター



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