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サムスン「アップルの“特許技術の無断使用”は看過できない」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
サムスン電子が5日、フランスとイタリアの裁判所に、アップルがこの日発表した新しいスマートフォン「iPhone4S」の販売差し止めを求める仮処分申請をした。サムスン電子が特許戦争の相手アップルの新製品が公開された日に合わせて大攻勢に出たのだ。

アップルがサムスン電子の特許技術を無断に使用する‘無賃乗車’を看過しないという強硬立場を明確にしたことで、両社の特許法廷攻防は新しい局面を迎える見込みだ。サムスンが問題視した技術は3G(第3世代)通信標準に関する特許で、スマートフォンをはじめとする通信機器に欠かせない核心技術。

サムスン電子の関係者は「フランスとイタリアは欧州の代表市場であり、通信標準特許と法制が整っているため訴訟地域に選んだ」とし「追加で検討し、韓国を含めて販売差し止め仮処分申請をする対象国を拡大する方針」と明らかにした。


今年4月に始まった両社間の特許紛争で、サムスンは当初、防御的な姿勢を見せていた。しかしアップルの攻勢で主力製品「ギャラクシータブ」が9月にドイツで販売差し止めとなり、オランダでは今月中旬から「ギャラクシーS」「ギャラクシーS2」などの販売が禁止される状況になったことで、強硬対応方針に転じた。

サムスンの関係者は「サムスンは通信に関するかぎり標準特許を持っているため、アップルがいかなるスマートフォンを出してもサムスンの特許網に引っかかることになっている」とし「オランダの裁判所でもアップルがサムスンの特許を侵害したという事実を暗黙的に認めており、勝訴する自信がある」と述べた。

サムスンは今年8月9日、スペインにある欧州連合(EU)傘下の欧州商標デザイン庁(OHIM)にアップルのデザイン権無効審判を請求したと明らかにした。サムスンがこのデザイン権の無効審決を受ければ、ドイツとオランダでの判決を覆せることになる。



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