サイドカー発動は今年すでに4度目。サイドカーは先物価格が前日比で5%以上急騰落した場合に発動される。過去の3回が「R(Reccession、景気後退)の恐怖」のためだったとすれば、今回のサイドカー発動は少し違う。恐怖の根元には「D(Default、債務不履行)」がある。ギリシャをはじめ、欧州各国が連鎖的にデフォルトを迎えるおそれがあるということだ。
世界金融市場はギリシャのデフォルトを事実上、既定事実化した。ギリシャの今年の財政赤字は国内総生産(GDP)の8.5%と予想された。目標値のGDPの7.6%を上回る。ギリシャ政府は2日、「来年の目標も達成は難しい」と明らかにした。週明けに主要国の金融市場が一斉に揺れたのもこのためだ。
「心配で眠れない」…株価、今度は“D恐怖”(2)
世界金融市場はギリシャのデフォルトを事実上、既定事実化した。ギリシャの今年の財政赤字は国内総生産(GDP)の8.5%と予想された。目標値のGDPの7.6%を上回る。ギリシャ政府は2日、「来年の目標も達成は難しい」と明らかにした。週明けに主要国の金融市場が一斉に揺れたのもこのためだ。
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