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【コラム】日本のガラパゴス化 韓国IT産業にも?(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
「韓国は浮上し、日本は沈む。 中国は恐るべき速度で追い上げている」。

9日に独ベルリンで閉幕した欧州最大の家電・情報技術(IT)展示会「IFA2011」で出てきた韓日中3カ国に対する評価だ。 韓国企業が今回の展示会で世界最高の競争力を立証した半面、‘打倒韓国’を叫んだ日本企業は製品の市場性やデザインで大きく劣る成績表を受けた。

日本電子企業の衰落は最近のことでない。 日本の象徴だったソニーは慢性赤字に苦しみ、日本半導体業界の最後の砦だったエルピーダメモリには09年、公的資金が投入されることになった。 日本の代表電子ブランドの一つだった三洋も中国資本に売れた。 グローバルモバイル市場で日本企業は存在感を失い、「日本で通用すれば世界で通用する」というのも今では過去の話になった。


これまで日本は1億3000万人にのぼる内需市場のおかげで、独自の技術標準にこだわりながらも世界市場で生き残ることができた。 しかし技術水準を過度に日本内需市場に合わせたことで、レベルは高くても世界市場の欲求や国際標準と合わず、孤立の道を歩むことになった。 グローバル市場で競争力を失うと、日本内需市場も危機に直面した。 ニューヨークタイムズはこうした日本の状況を「ガラパゴスシンドローム」と定義した。 陸地と離れて独自に進化したことで競争力が弱まり、外来種の流入によって多くの種が絶滅の悲劇を経験したガラパゴス島に例えたのだ。

こうした日本の状況を表す言葉だった「ガラパゴスシンドローム」が、最近になって韓国のIT・インターネット産業にも適用される兆しが出てきた。 米シリコンバレーのエンジェル投資家が集まる「Geeks on a plane」の創立メンバー、ベンジャミン・ジョフ氏は昨年、あるメディアとのインタビューで「韓国はIT世界でガラパゴス島」と厳しい忠告をした。 東アジアに関しては最高の専門家といわれるジョフ氏がこうした表現を使った理由は何か。

まず国内企業の行き過ぎた技術至上主義が没落期の日本と似ているからだ。



【コラム】日本のガラパゴス化 韓国IT産業にも?(2)

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