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今年のノーベル賞受賞者候補は?…生理・医学賞に日本人の名前も

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

2011年ノーベル賞は、10月3日の生理・医学賞をはじめ、物理学(4日)、化学(5日)、文学(未定)、平和(7日)、経済学(10日)賞と発表が続く。

2011年ノーベル賞の発表が近づいている。来月3日の生理・医学賞をはじめ、物理学(4日)、化学(5日)、文学(未定)、平和(7日)、経済学(10日)賞と発表が続く。ノーベル賞は個人の栄光と同時に、その年の学界のトレンドを見る指標の役割をする。

世界的な情報分析グループのトムソンロイターが21日(現地時間)に発表した受賞予想者と学界の評価に基づき、今年の科学分野の有力候補を選んだ。

来月3日の生理・医学賞-グリベックか、幹細胞か


生理・医学賞はがん治療と幹細胞研究、2つの分野に候補群が圧縮される雰囲気だ。

このうち慢性骨髄性白血病(CML)治療剤イマチニブ(商品名グリベック)とダサチニブ(商品名スプリセル)を開発したブライアン・ドラッカー氏(米オレゴン保健科学大教授)、ニコラス・リードン氏(クレティバイオファーマー社創業者)、チャールズ・ソイヨジ氏(米ハワード・ヒューズ医学研究所研究員)の3人が有力候補に選ばれる(※ノーベル賞はある主題に最大3人まで授賞)。

グリベックはがん細胞だけを攻撃する「標的治療剤」。従来の抗がん剤とは違って副作用が少ないのが特徴だ。スプリセルはグリベックに耐性ができた患者にも効果があり、「スーパーグリベック」と呼ばれる。

腫よう遺伝RASを初めて発見したロバート・ワインバーグ氏(米MIT大教授)もがん分野の‘常連’候補だ。毎年ノーベル賞の発表前になると、ワインバーグ氏が受賞パーティーの準備をするという噂がボストン一帯に広まるほどだ。

幹細胞ではジェームス・ティル氏(カナダ・トロント大教授、幹細胞存在・役割究明)、ジョン・ゴードン氏(英ケンブリッジ大教授、幹細胞操作を可能にした核移植、複製技術開発)、ジェームス・トムソン氏(米ウィスコンシン大教授、胚幹細胞分離・培養に成功)、山中伸弥氏(日本京都大教授、iPS細胞作製)が挙がっている。

幹細胞で脊髄損傷治療法を開発したロバート・ランガー氏(米MIT大教授)、ジョセフ・ベイコンティ氏(米ハーバード大教授)の名前も出ている。



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