「ルビンの盃」(Rubin’s vase)。
最近、このようなルビンの盃をマイクにして放送する‘偏向’スポーツ中継が人気を呼んでいる。 あるインターネットテレビのプロ野球中継がそうだ。 一つのチームを一方的に応援する解説をする。 映像までも自分たちが応援するチームの選手を中心に見せる。 もちろん視聴者は初期画面で自分の望むチームの中継を選ぶことができる。
飛びつきながら捕球する見事な守備が出た場合、双方の中継の解説は完全に違う。 「頭が悪ければ、こういう守備はできません。 ボールがどちらに飛んでくるか予想していたということです」「このように無理して守備をすると、大けがをするおそれがあります。 そうなると自分だけが損になります。 野球は一日や二日で終わるわけでもないのに…」
同じ試合をファンの好みに合わせて解説するため人気爆発だ。 選手と解説者、視聴者が心を一つにして喜び、悔しがる。 たとえ試合に負けたとしてもストレスは半分で済む。 みんなで団結して相手に対する野次や呪い(?)を心底から吐き出すので残るものはない。
【噴水台】一方だけを応援する野球中継、あなたも熱狂しますか?(2)
この記事を読んで…