ソン・ヨンジェは２４日（日本時間）に開かれた個人総合の決勝で１１位に入り、１５位までに与えられる五輪出場権を獲得した。「クラブを終えた瞬間（ロンドン五輪に）行けると思った」。ソン・ヨンジェは個人総合決勝の最終種目クラブの演技を終えた後、明るく笑った瞬間を思い出した。観客から自然に拍手が出るほど盛り上がっていたクラブの演技が終わった後、コーチは大喜びした。電光掲示板にクラブの点数（２７．１５０点）が表示され、続いてロンドン行きが確定すると、ソン・ヨンジェは言葉を続けることができなかった。「瞬間、感情が込み上げてきた。ロシアへ一人で行って苦労したことも思い出した」。


ソン・ヨンジェは「（ロンドン五輪で）１０位に入って決勝に進出すること」が目標だと語った。ロンドン五輪で１０位以内に入れば、韓国新体操界の歴史を新たに刻むことになる。０８年北京オリンピック（五輪）に出場したシン・スジ（２０、世宗大）は１２位になり、決勝進出は果たせなかった。ソン・ヨンジェの勢いが続けば十分に可能な目標だ。昨年モスクワ世界選手権で３２位（個人総合９８．６２５点）に終わったソン・ヨンジェは、１年間で世界選手権１１位（決勝成績・個人総合１０７．７５０点）に入るほど成長した。