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朝米、6年ぶり米兵遺骨発掘会談再開へ

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
北朝鮮と米国の遺骨発掘会談が来月中旬、マレーシア・クアラルンプールで開かれる。05年に遺骨発掘事業が中断されて以来6年ぶりとなる。

外交消息筋は22日、「朝米両国が最近、韓国戦争(1950-53)当時に死亡した米兵の遺骨発掘・送還交渉再開問題を最終調整したと聞いている」とし「会談場所は過去にも両国の遺骨発掘およびミサイル交渉が行われたクアラルンプールに決まった」と述べた。

1996年から10年間、遺骨共同発掘の見返りに北朝鮮側に約2800万ドルを支払った米国は、ブッシュ米政権当時の05年、米側発掘作業員の安全が保障されないという理由で事業を中断した。


外交消息筋は「遺骨発掘事業は今年2月、金英春(キム・ヨンチュン)北朝鮮人民武力相が当時のゲーツ米国防長官に朝米軍事高官級会談を提案しながら提示した核心議題の一つ」とし「米国は当時、会談の提案を断りながらも、遺骨発掘カードを対話のきっかけとして持っていたということ」と述べた。

一方、21日に北京で開かれた南北第2回非核化会談で部分的に進展があったという評価が出てくる中、朝米第2回核対話をはじめ、各種対話が急速に進む雰囲気だ。

政府当局者は「米国のボズワース北朝鮮担当特別代表と北朝鮮の金桂寛(キム・ケグァン)外務次官が、平壌(ピョンヤン)やニューヨークではなく第3の場所で会う可能性が高い」と話した。2人が独ベルリンやシンガポールで会談し、6カ国協議の再開と関連して接点を見いだそうとするはずという期待も出てきている。

政府当局者は「米国内の韓国人離散家族と北朝鮮内の家族の再会行事に関する議論も軌道に乗っている」とし「両国の赤十字社が近く10家族を対象に試験的に再会行事を行うと聞いている」と述べた。

北朝鮮朝鮮国立交響楽団の米国公演も推進されている。米国の自由アジア放送(RFA)はこの日、朝鮮総連の関係者の話を引用し、「朝鮮国立交響楽団の米国公演がほぼ決定された」とし「米国の民間団体を通して接触を進行中」と報じた。

北朝鮮交響楽団の訪米は、08年のニューヨークフィルハーモニックの平壌公演に対する答礼訪問形態とみられる。遺骨発掘と離散家族再会、交響楽団の訪米推進などは人道主義問題または民間文化行事で、米国の対北朝鮮核心政策の核問題とは別物という主張もある。しかしさまざまな形態の対話・交流が画期的な局面転換を示唆するという点で注目される。



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