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「地震警告しなかった」…イタリアで科学者6人起訴(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
一部からは今回の裁判を「第2のガリレオ裁判」として批判する声も出ている。中世時代に地動説を擁護したという理由で法王庁に召還され裁判を受けたイタリアの天文学者ガリレオ・ガリレイのケースに例えたものだ。

◆早期警報に焦点=歴史上、地震予報が正確に出たケースはたった1回だけだ。1975年の中国海城地震(マグニチュード7.3)だ。1日前に待避令が発令され、人命被害を大きく減らした。だが、その1年後に数十万人の命を奪った唐山大地震(マグニチュード7.8)は誰も予想できなかった。

地震予報が困難な理由は、地下の地質構造が千差万別の上に地震発生にはあまりに多くの要素が複合的に作用するためだ。同じ大きさの応力を受けても、岩種と地下水の有無により全く違う結果がもたらされる。ラクイラの場合のように微震が続けば必ず大地震が発生するというものでもない。そうしたケースは全体の5%にすぎない。


そのため日本や台湾などは地震発生後最短時間内に警報を発令するシステム構築に力を入れている。地震波のうち相対的に速度が速いP波(秒速7~8キロメートル)を先に捉え、速度は遅いが破壊力が大きいS波(秒速3~4キロメートル)が到着する前に警告する方式だ。韓国気象庁も2020年までに10秒以内に警報を発令する地震早期警報体制構築を進めている。

◆ラクイラ(L’Aquila)=神聖ローマ帝国時代に建設された中世イタリア初めての計画都市。文化財的価値の高い建築物が並んでおり、「中世の宝石」と呼ばれた。2009年の大地震で大部分が破壊された。





「地震警告しなꦂった」…イタリアで科学者6人起訴(1)

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