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<野球>金泰均「日本では野球の面白さを感じることができなかった」(2)

ⓒ ISPLUS/中央日報日本語版
--日本を離れたことについて何度も尋ねられたと思うが。

「千葉ロッテ退団を発表した後は大変だった。契約期間を満たせず帰ることになり、ロッテ球団とファンに申し訳なかった。けがのため1カ月以上もチームの力になれなかったため退団すると言った。今年の残余年俸も受ける考えはなかった。しかし球団は来年の契約を解約し、今年までは年俸を渡すと言ってくれた。球団とはよい関係で別れた。ところが日本で悪意的な記事がずっと出てきたし、それが韓国にも伝えられた。契約当事者はうまく終わらせたのに、正確な事情も知らずにやり過ぎだと思った」

--日本の人々は「地震のため契約を放棄した」という言葉に引っかかるようだ。


「それは鶏が先か、卵が先かという問題のようだ。地震が直接的な理由ではない。3月の日本大地震のため、つらかったのは事実だ。何よりも妻の体の中には新しい生命が育っていて、気になってどうしようもなかった。そういう負担と不安を抱いて野球をし、手首と腰を痛めた。5月以降は打撃の調子も落ちた。多くの年俸を受ける外国人選手としてチームに役立てず申し訳ないという気がした。韓国も外国人選手が受ける金額ほど活躍できなければ冷たい視線を向けて放出する。自分がチームを離れるのが、自分にもチームにも良い選択だと考えた。球団と私の利害関係が一致したのだ。そうでなければ球団は残余年俸まで渡して私を送り出すだろうか」

--契約解約後は非難に苦しんだようだ。後悔はなかったか。

「ある程度は予想していたし、十分に覚悟していた。朴賛浩(パク・チャンホ)先輩や李承ヨプ(イ・スンヨプ)先輩は『金泰均の選択だから尊重する』と言ってくださった。先輩たちは外国人選手としての苦労をよく知っているのでそう話したと思う。本当に有難かった。しかし状況をよく知らない人たちは強く非難した」

--どんな非難に傷ついたのか。

「これから日本に進出しようとする後輩の道をふさいだ、韓国を代表する選手としての態度ではない、などという声を聞いた。後輩の前途をふさいだという言葉は少し悔しい。日本ではそう考えていない。チームにいる間、最善を尽くしたし、球団と契約をきれいに整理して出てきた。国家代表ユニフォームを着た時は何よりも大韓民国が優先だ。しかし千葉ロッテのユニフォームを着たのは契約関係に基づくものだった。外国人選手としてチームに迷惑をかけないラインで自分の道を選んだ。自分にとっては、楽しく野球をし、家族を守ることが、何よりも重要だった」

--最近はどう過ごしているのか。体調はどうか。

「大田(テジョン)で過ごしながら運動をしている。先日ボクシングを始めた。全身の力を使う練習になり、体力を高めるのにとてもいい。ウェイトトレーニングと登山もしている。技術練習はキャッチボールを始めた程度だ」



<野球>金泰均「日本では野球の面白さを感じることができなかった」(1)

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