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北朝鮮、最も成功した脱北者・趙明哲を狙う(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
北朝鮮偵察総局の指示で毒針テロを計画し、3日に検挙されたAが狙った対象も、金徳弘(キム・ドクホン)元北朝鮮ヨグァン貿易社長、朴相学(パク・サンハク)自由北韓運動連合代表ら脱北者出身の要人だったという点に当局は注目している。

金徳弘氏は97年4月、黄長ヨプ(ファン・ジャンヨプ)元北朝鮮労働党秘書(昨年10月死去)とともにソウルに来て以来、北朝鮮民主化運動のための非公開活動を行ってきた。北朝鮮が趙明哲院長をはじめとする脱北者出身の有力要人を標的にしているのは、活動を委縮させ、脱北者社会の反金正日(キム・ジョンイル)世論を封じようとする新しい統一戦線戦術という解釈も出ている。

一方、国家情報院は6日に拘束したAから昨年初め、偵察総局の暗殺指示を受けたという陳述を受け、北朝鮮当局の具体的な指令内容や手法について捜査をしている。Aは第3国で偵察総局指導員から万年筆型の毒針1本と毒銃2丁を受けたという。また朴相学代表を殺害した後、ベトナムに逃走するため、航空チケットまで購入しておいたことが確認された。


◇偵察総局=北朝鮮人民武力部傘下の組織で、09年2月に朝鮮労働党作戦部と35号室、人民武力部傘下の偵察局を統合して新設された。昨年3月の天安(チョンアン)艦爆沈事件、今年3月の衛星利用測位システム(GPS)かく乱事件を主導するなど、対南工作業務を管掌している。



北朝鮮、最も成功した脱北者・趙明哲を狙う(1)

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