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「日本・豪州でなく済州に来てよかった」…過去最大中国人団体の観光初日

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

14日、済州道西帰浦市の柱状節理帯を訪れた中国宝健日用品有限公司の職員が記念撮影している。 同社の職員1万1000人は24日まで8グループに分かれて済州道を訪問し、観光を楽しむ。

済州(チェジュ)が中国観光客で賑わっている。 14日午前11時、済州道西帰浦市表善面(ソグィポシ・ピョソンミョン)の「済州民俗村博物館」。 前日済州を訪れた中国人観光客50人余りがカメラのシャッターを押し続けている。 イ・ヨンエなどドラマ「チャングム」の出演俳優の全身写真を背景に写真を撮影しながら「真好(本当にいい)」を連発した。

同じ時間、西帰浦市天地洞(チョンジドン)にある天地淵瀑布の駐車場。 数十台の観光バスから降りた中国人観光客が滝に向かって歩き始めた。 暑さの中で250メートルほど歩いた観光客は親指を上げながら感嘆の声を出した。 奇岩絶壁の間から力強く流れ落ちる滝が目の前に現れたからだ。 この日、済州道の天地淵瀑布や柱状節理帯、ソプチ岬などには、中国宝健有限公司の1次観光団1363人の足が一日中続いた。

今回、済州とソウルを訪れる宝健の職員1万1000人は中国全域から選抜された優秀社員。 会社が経費を負担するうえ、本人もお金を使うため、一般観光客より支出規模が2、3倍多い。 観光客は朝食はホテルで済ませるが、昼食と夕食は道内の食堂を利用するため、飲食店もうれしい悲鳴をあげている。 こうした大規模な職員慰安旅行または企業会議用観光はマイス(MICE)と呼ばれる。


韓国観光公社の関係者は「マイス観光客を誘致し、今回も900億ウォン(約65億円)以上の経済効果をあげるだろう」と述べた。 マイスは観光業界でブルーオーシャンと呼ばれる市場だ。 済州道と観光公社はこうした大規模なマイス観光客誘致に力を注ぐことにした。

済州道の人気が高まると、中国共産党機関紙の光明日報やと南京・上海地域のメディアも相次いで済州を取材している。

3つの日刊紙、3つの観光専門誌など南京地域から取材陣10人が15日から3泊4日間の日程で済州に滞在し、取材活動をする。 17日には上海地域の9新聞社から11人が3泊4日の日程で済州を訪れる予定だ。 光明日報の取材チームも18日から20日まで橋來自然休養林、万丈窟、城山日出峰などを観覧し、済州の海岸景観を楽しむ計画だ。

上海から来たパンシャミンさん(43)、タイスポンさん(41)の夫婦は「ユネスコが認めた自然景観の名声が実感できるほど済州は素晴らしいところ」と話した。 リダオ宝健総裁は「職員インセンティブ観光地として済州、日本、豪州などをめぐり悩んでいたが、済州に来てよかった」と語った。



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