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韓流ミュージカル、著作権問題で日本公演取り消しの危機

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

ミュージカル「美女はつらいの」で熱唱しているパダ。日本の漫画を原作にしたこのミュージカルは来月日本で幕を上げる予定だったが、著作権侵害問題で公演が不透明になった。日本公演にはパダをはじめとKARAのパク・ギュリらがキャスティングされた。

アイドルグループKARAのパク・ギュリら韓流スターが出演するミュージカル「美女はつらいの」の日本公演が取り消される危機に置かれている。日本の大手出版社の講談社は14日、「『美女はつらいの』の原作版権を講談社が持っているだけに、版権交渉が解決されていない状況での公演は問題の素地がある」として東京地裁に公演禁止の仮処分申請を出した。裁判所は講談社と韓国側制作会社から意見を聴取した後、遅くとも今月末までに仮処分申請に対する決定を下す方針で、場合によっては公演自体がキャンセルされる可能性もある。

ミュージカル「美女はつらいの」は来月8日から11月6日まで大阪で公演される予定だった。すでに先月末から入場券が1枚当たり最高1万2000円で販売されてきた。このミュージカルは日本で大きな人気を得ているガールグズループKARAのリーダーを務めるパク・ギュリのほか、S.E.S出身のパダ、アイドルグループ超新星のソンジェらが出演予定で、すでに日本国内で大きな関心を集めている。

講談社側はこの日、「『美女はつらいの』の原作漫画は1997年から日本で連載され330万部が販売された大ヒット作『カンナさん大成功です!』だ。作家の同意なく著作権を侵害された作品が公演されるのは困る」と主張した。


漫画「カンナさん大成功です!」は版権交渉を通じ韓国では「美女はつらいの」というタイトルで2006年に映画、2007年に漫画本で紹介された。しかし2008年に同タイトルでミュージカルが制作された時から、「原作と異なるストーリーが設定されているため著作権とは関係がない」という韓国制作会社側と、「著作権は厳格に作家のもの」とする講談社側の主張がぶつかっていた。

今回のミュージカルの韓国側制作会社の1社のKMカルチャー関係者はこの日、「女性主人公が太っているということを除いてシナリオ自体が完全に違う設定にされており全く違う作品。日本公演を主催する松竹も著作権にまったく問題はないという判断の下で公演準備を進行していると承知している」と話した。



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