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1万人が超える中国の大規模観光団が選んだ済州島(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
さらに在中韓国大使館も動いた。 超大型団体観光客のためにビザ処理過程で最大限のサービスを提供することを約束した。 中国観光客が済州を訪問する場合はビザ不要だが、ソウルなどを訪問する場合はビザが必要となるからだ。 宝健側は韓国側のこうした対応に感動し、済州道を観光地に選択した。

韓国大使館は約束を守った。 上海・瀋陽・広州・青島など9都市から出発する場合は該当都市から最も近い韓国総領事館でビザの発給を受けなければならないが、今回は北京の総領事部で一括でビザを処理した。 在中大使館領事部のチェ・ヨンサム総領事は「領事部の職員が1万件を超えるビザの印を押すのに腕が抜けるほど苦労した」と語った。

済州道は宝健観光団訪問を控え、道内16カ所のホテル・1万4300客室と観光バス280台を準備した。 1次観光団はこの日、グランドホテル(400人)、ネイバーフッドホテル(400人)、ラマダホテル(160人)など済州地域16カ所のホテルに宿泊した。 観光団は14日から城山日出峰、柱状節理、ソプチ岬などを回り、済州道の自然景観を楽しむ予定だ。 済州道は宝健の職員が今回の団体観光で401億ウォン(約30億円)ほど使うと見込んでいる。 間接効果まで合わせると経済的効果は914億ウォンにのぼるという分析だ。


宝健のリダオ総裁は「約20年前に延世(ヨンセ)大学語学学校に通いながら始まった韓国との縁が今回の優秀職員インセンティブ観光につながった。2、3年以内にまた済州観光を推進する」と話した。 済州を訪れた中国人観光客は昨年40万6164人だったが、今年は60万人を超えると予想される。

◆宝健有限公司=中国の大型直販会社で、健康用品、皮膚美容、日用品などを生産・販売している。1996年から営業を始め、08年に北京経済技術開発区に4億元(680億ウォン)を投じてアジア・太平洋地域本部を設立した。優秀職員を選抜し、大規模なインセンティブ観光に送ることで有名。





1万人が超える中国の大規模観光団が選んだ済州島(1)

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