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独地裁、「ギャラクシータブ10.1」販売禁止決定…三星「直ちに控訴」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
独デュッセルドルフ地裁は9日、三星(サムスン)電子が出したタブレットPC新製品「ギャラクシータブ10.1」販売禁止仮処分決定に対する異議申し立てを棄却した。ギャラクシータブ10.1は、同裁判所が先月、アップルの販売禁止仮処分申請を受け入れたことで、すでにドイツで販売およびマーケティング活動がすべて中断されている状態だ。

アップルはギャラクシータブ10.1がiPad2のデザイン特許を侵害したと主張し、先月初め仮処分申請を提起した。ギャラクシータブ発売予定日(5日)を一日残した時点だった。裁判所は当初、オランダを除いた欧州全域でこの製品の販売禁止を決め、1週間後に販売禁止範囲をドイツ内に制限した。三星電子は販売禁止仮処分効力停止を申請していたが、9日、裁判所が最終判断を下したのだ。

この日、ブルエクナーホフマン裁判長は「アップルのiPadと三星のギャラクシータブ10.1は明らかに似ているという印象を与える。ミニマルで現代的な形と平面スクリーン、丸い角がそうだ」と述べた。また「ミニマルデザインはタブレットPCを作れる唯一の技術ではないため、他社は違うデザインを使用できる」と付け加えた。


これに対し三星電子は「タブレットPCの一般的なデザインをめぐりアップルの軍配を上げたのは情報技術(IT)業界のデザイン革新と発展を阻害する残念な判決」と明らかにした。三星電子は異議申し立てが棄却されたことで、直ちに控訴するという立場を表した。三星電子の関係者は「控訴を含むすべての法的措置を取り、三星電子がアップルを相手取って起こした通信標準特許侵害訴訟など会社の正当な権利を保護できるよう積極的に対応する」と話した。これを受け法的攻防の舞台は高裁に移ることになった。

ギャラクシータブ10.1の販売が禁止されたことで、年末シーズンを控えて三星電子のドイツ内での営業は非常事態となった。別のタブレットPC新製品「ギャラクシータブ7.7」もドイツ内販売およびマーケティング禁止命令を受けている状態だ。今月初めベルリンで開かれた家電総合展示会(IFA)を控え、アップルが販売禁止仮処分申請を提起し、裁判所から決定を受けた。三星電子のスマートフォンとタブレットPCは3分の1が欧州で販売されている。このうちドイツは約17%を占める主要市場。

デュッセルドルフ裁判所は特許権者に友好的な判決を出すと評判されているところだ。米ローファームのフィネガンが06-09年の世界主要裁判所の特許関連仮処分申請結果を調べた結果、デュッセルドルフ裁判所は特許権者の勝訴率が国際平均(35%)の2倍に近い63%だった。三星とアップルは米国・日本・豪州でも法廷争いを繰り広げている。両社は9カ国・12カ所の裁判所で22件の訴訟を進行中。



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