ソニーはＩＦＡでタブレットＰＣ出征式をした。１日に平井一夫副社長はソニーが作った初めてのタブレットＰＣの「タブレットＳ」と「タブレットＰ」を披露した。ソニーの「タブレットＳ」は９．４インチの製品で「ｉＰａｄ」（９．７インチ）や「ギャラクシータブ１０．１」（１０．１インチ）より少し小さい。「タブレットＰ」の武器は重さだ。５．５インチ画面２つを装着したフォルダー型デザインなのに重さが３７０グラムだ。２つの製品とも１１月に欧州で発売する計画だ。東芝も次世代タブレットＰＣ「ＡＴ２００」を公開した。この製品は「ｉＰａｄ」や「ギャラクシータブ」より薄くて小さいという点をアピールした。１０．１インチの大型画面に、厚さは７．７ミリメートルで「ギャラクシータブ７．７」の７．８９ミリメートルより薄い。

１００～２００ドル台の低価格型タブレットＰＣも大挙登場した。ＩＴ製品のかき入れ時となる年末市場を念頭に置いた普及型モデルだ。中国のレノボはＩＦＡで低価格型タブレットＰＣ「アイデアパッドＡ１」を投入した。８ギガバイトＷｉ－Ｆｉモデルの価格は１９９ドルで策定された。

７インチ画面に最高性能ではないが、この価格帯でもタブレットＰＣを買えるという価格競争力を前面に出した。外信は「三星やアップルには至らないが２００ドル以下の製品を望む消費者には通じる製品」と評価した。


今回のＩＦＡには出品されなかったがアマゾンも初めてのタブレットＰＣ「アマゾンキンドル」（７インチ）を近く発表する予定だ。既存の電子ブックリーダーの「キンドル」からアンドロイド（ＯＳ）を基にしたタブレットＰＣに発展させた製品だ。価格は２５０ドルで策定されたという。これは「ｉＰａｄ」初期価格の半分水準だ。１１月末の販売を目標にしている。米ＩＴ専門紙「テッククランチ」は、「７インチ製品の反応が良ければ来年第1四半期に１０インチモデルも出す計画」と伝えた。





ＩＦＡでタブレット戦争…三星は「ギャラクシータブ」展示取りやめ（１）