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<サッカーW杯>北朝鮮、ロスタイムに決勝ゴール許す…日本に敗れる

ⓒ ISPLUS/中央日報日本語版
北朝鮮の国際サッカー連盟ランキングは114位、日本は15位だ。両チームのランキング差は99もある。しかし北朝鮮はランキングほど弱体チームではない。頑強で粘り強い。簡単には負けないチームだ。このため2日に日本・埼玉で行われた北朝鮮-日本戦は2014ブラジルワールドカップ(W杯)アジア3次予選で最も注目される試合だった。

◇韓国に続いて北朝鮮と対戦した日本

日本は先月10日、札幌で趙広来(チョ・グァンレ)監督率いる韓国代表に3-0で勝った。韓国にとって屈辱的な敗戦だった。その後、日本サッカー界は「いまやアジアの盟主は日本」という自信に満ちている。


日本サッカーファンは北朝鮮には難なく勝てると楽観していた。冷静な日本サッカー専門家さえも「スコアに関係なく7対3で支配するゲームになるだろう」とバラ色の予想を出していた。

しかし日本代表メンバーは「東アジアの国のうち北朝鮮が最も難しい」と口をそろえる。本田圭佑(25、CSKAモスクワ)は日本メディアとのインタビューで「北朝鮮は国際サッカー連盟(FIFA)ランキング100位圏外だが、現代サッカーに速いペースで近づいているチーム。スピードある組織的なサッカーをする」と警戒心を表した。

北朝鮮選手は日本サッカーが韓国戦の勝利で勢いづいているという点で負担を感じながら試合に臨んだ。

◇ロスタイムに決勝ゴール許す

日本は韓国戦のように特有の組織的なパスで北朝鮮を攻めた。試合を支配したのは明らかに日本だった。しかし北朝鮮の戦略は趙広来チームとは違った。日本のパスサッカーにパスサッカーで対抗し、中盤で真っ向勝負に挑んだ韓国とは違い、北朝鮮は守備を強化しながら日本の攻撃を防いだ。日本は前半32分、香川真司のミドルシュートがゴールポストをわずかに外れるなど運もなかった。

後半のロスタイムに入ると、ザッケローニ日本監督の表情はますます暗くなった。しかし北朝鮮は最後の峠を越えられなかった。CKからの連続プレーで吉田麻也にヘディング決勝ゴールを許し、0-1で敗れた。

◇鄭大世の6年前の夢はまだ進行中

6年前の05年2月9日、日本・埼玉スタジアムでは日本-北朝鮮のサッカー代表Aマッチが行われた。06ドイツW杯アジア最終予選だ。激しかった両チームの勝負は、延長戦で大黒将志が劇的な決勝ゴールを決め、日本の勝利(2-1)で幕を下ろした。試合終了後、日本選手は歓呼し、惜しくも敗れた北朝鮮の選手はグラウンドでうな垂れた。

当時、観客席で両チームの試合を眺めていた青年がいた。日本朝鮮大サッカー部2年の鄭大世(チョン・テセ、27、ボーフム)だった。誰も注目していない無名選手だったが、この日の勝負を見た鄭大世の胸は熱くなっていた。そして「いつか自分がこの競技場で日本を相手にゴールを決める」と決心した。

それから6年、鄭大世の夢は目の前に来た。鄭大世は北朝鮮代表のトップにいた。その間、サッカー選手として多くのことを成し遂げてきた。Jリーグを経てドイツ舞台でプレーする海外組選手として再スタートした。昨年は南アフリカでW杯本大会の舞台も踏んだ。しかしゴールは決められず、また日本に敗れたことで、夢はまだ半分しか実現していない。

C組には北朝鮮・日本のほか、タジキスタン・ウズベキスタンが属している。組2位になればW杯最終予選に進出できる。



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