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【社説】韓国進歩派の衝撃的な危機(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
進歩派が危機の急流からある程度抜け出す契機となったのが、昨年行われた6・2地方選挙だった。勝利は基本的に李明博政権の失政と民心離れが原因だった。しかし、進歩陣営もそれなりに候補単一化と福祉拡大政策といった脱出口を模索した結果でもあった。進歩勢力は24日、ソウル市住民投票でハンナラ党と呉世勲(オ・セフン)市長を圧迫した。このような結果、危機脱出の動力が強化されたようだ。ソウル市長補欠選挙と来年の総選挙・大統領選挙に対する見通しも一層明るくなったように思われた。

しかし、 郭魯炫(クァク・ノヒョン)ソウル市教育監事件はそのような流れにとって重大な脅威として登場した。郭教育監は反腐敗・法治主義改革家として自分のイメージを作って来た。腐敗が原因で辞任した保守派孔貞澤(コン・ジョンテク)元教育監と比べ、このようなイメージはある程度大衆的な支持を得たのは事実だ。これは規制緩和、学生人権、福祉拡大といった郭魯炫政策の力になりもした。だが、驚くような偽善が表に出た。郭魯炫の道徳的な基盤がごう音を立てながら崩れ落ちた。候補買収行為の性格、進歩陣営の醜悪な取引、政治報復へと追いやった偽善、国民を愚弄する解明によって進歩陣営全体に衝撃波が飛び散っている。政治の世界ではなく、教育家の世界でのことだったのでより衝撃的だ。

よく保守派腐敗で滅び、進歩の生命は道徳性だといわれる。この事件がどれほど深刻なのかとは民主党と進歩勢力が自ら理解しているようだ。「進歩の危機」という言葉が平気で叫ばれているのだ。進歩は韓国共同体の重要な一軸だ。韓国のためにも進歩大覚醒運動が起こるべきだ。






【社説】韓国進歩派の衝撃的な危機(1)

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