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<大邱世界陸上>依然高い世界の壁、競歩で韓国人が6位の健闘

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

キム・ヒョンソプ(26、三星電子)。

キム・ヒョンソプ(26、三星電子)が韓国陸上のプライドを見せた。しかしその他の種目で韓国は大会序盤に不振が続き、「10-10(10種目で10人が決勝進出)」目標の達成に赤信号がついた。

韓国競歩の看板キム・ヒョンソプは28日、大邱(テグ)市内で行われた世界陸上選手権大会男子競歩20キロ決勝で1時間21分17秒(6位)をマーク、韓国選手の中では初めて10位以内に入った。目標にしていたメダルは獲得できなかったが、悪くない成績だった。しかし自身が持つ韓国記録(1時間19分31秒)に比べて2分ほど遅く、大会2連覇を達成したロシアのバレリー・ボルチン(25、1時間19分56秒)とは1分21秒の差があった。

キム・ヒョンソプは「メジャー大会ではいつも20-30位圏だったが、ホームでジンクスを破れてうれしい。数人の世界的な選手を抜いて大きな自信を得た」と喜びを表した。


6位は韓国陸上が世界選手権大会で収めた歴代2番目の好成績。キム・ジェリョン(45、引退)が1993年にシュツットガルト大会男子マラソンで4位になったのが最高の成績だ。

キム・ヒョンソプは大韓陸上競技連盟の特別報奨金制度に基づき2000万ウォン(約140万円=6位)を受ける。キム・ヒョンソプを指導したイ・ミンホ代表チームコーチは1000万ウォンを受ける。

キム・ヒョンソプは韓国競歩の歴史を築いている。06年ドーハ・アジア競技大会20キロで銀メダルを獲得し、昨年の広州アジア競技大会では銅メダルを獲得した。

今大会を控えてキム・ヒョンソプの意気込みは格別だった。キム・ヒョンソプには中学1年の時から交際した同じ年齢の夫人がいる。06年には息子も生まれた。しかし大会や合宿などの日程のため、まだ結婚式は挙げていない。キム・ヒョンソプが「好成績を出して妻にウェディングドレスを着せてあげたい」と語った理由だ。今年11月26日の挙式日を決めている。

キム・ヒョンソプは競技後、「妻は今、2人目を妊娠している。結婚式で妻の首にメダルをかけてあげたかったので、もっと良い結果を望んでいたが、残念だった」とし「来年のロンドンオリンピック(五輪)では必ずメダルを取りたい」と話した。

イ・ミンホ・コーチは「現在の最高記録を1分以上さらに縮めなければいけない。50キロ競歩を併行しながらスピードと持久力をつける考え」と語った。

韓国陸上はキム・ヒョンソプだけが善戦しただけで、決選進出が期待された選手らは次々と予選で脱落し、雰囲気が沈んでいる。27、28日の2日間、女子棒高跳びのチェ・ユンヒ(25、SH公社)と女子走り幅跳びのチョン・スンオク(28、安東市庁)、男子110メートルハードルのパク・テギョン(31、光州市庁)、男子400メートルのパク・ボンゴ(20、亀尾市庁)は予選の壁を越えられなかった。

27日に女子100メートル資格予選を通過したチョン・ヘリム(24、亀尾市庁)も、28日の第1ラウンドで組6位(11秒88)に終わり、準決勝進出はならなかった。内容も良くない。ほとんどの選手が自己最高記録を大きく下回った。チェ・ユンヒだけが4メートル40で自己の韓国記録と同じだった。

まだ大会の序盤だが、「10-10」目標達成の可能性はかなり低くなった。残りの種目のうち10位以内を狙える選手は男子走り幅跳びと三段跳びに出場するキム・ドクヒョン(26、光州市庁)しかいない。団体種目では男子400メートルリレーが決勝進出に挑戦する。



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