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崔元碩元東亜グループ会長「カダフィはフセインのようにはやられない」(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
--カダフィに会った時の印象は。

「情が深いという感じだった。 私にとっては個人的に有難い人だ。 ところが市民は少し恐れていた」

--カリスマが感じられるか。


「仕事をする時は非常に几帳面だった。 会うと、実務者が知っているような細かい金額も『決済した』と話すほどだった。 お金のことは自分で管理していたようだ」

--工事をしていた当時、カダフィは市民に人気があったのでは。

「1984年の起工式当時、白馬に乗って現れるように、よく演出をしていた」

--かつてはカダフィも市民のことを考える、気持ちが強い指導者だった。 変わった理由は何か。

「(崔元会長はこの質問を受けて、しばらく黙ったままで目を拭った)カダフィは今、どんな心情だろうか、本当に…」。

--カダフィの要塞に行ったことはあるか。

「行ったことはない。 そこは誰でも行けるところではない」

(この日インタビューに同席した崔元会長の次男のチェ・ウンヒョク学校法人公山学院常任理事は「08年に教育協力のためリビアに行った時、要塞の前を通ったが、壁が高く、厳重に警備がされていたため、政府関係者に尋ねたところ、『リーダーがいるところ』という話を聞いた。重犯罪者の刑務所だと思った」と述べた)

--リビア再建事業への関心が高い。

「次男に今朝にも電話を一度してみろと話した。 ところが連絡が取れないようだ。 気になる」

◇崔元碩元東亜グループ会長=東亜建設産業(株)を母体とする東亜グループの元会長。 崔元会長は1983年当時、「人類最大の土木工事」と呼ばれたリビア大水路工事1・2次事業を受注した。 96年に工事を終え、翌年、3-5次工事の受注計画も進めていたが、通貨危機のため実現しなかった。 東亜グループは97年の通貨危機で経営が危うくなり、01年に破産宣告を受けて解体した。 04年に崔元会長は粉飾決算などの容疑で裁判中に法廷拘束されたりもした。



崔元碩元東亜グループ会長「カダフィはフセインのようにはやられない」(1)

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