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日本の格付け引き下げにもアジアは冷静(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
しかしウリ投資証券エコノミストのユ・イクソン氏は、「前日の国際金融市場が良かったため韓国証券市場が大きく上昇するだろうという見通しが多かった。しかし、日本の格付け引き下げのために上昇の勢いがそがれた」と分析した。実際にこの日のKOSPI指数は前日のニューヨーク証券市場が上昇したことを受け11.71ポイント(1.71%)の上昇で取引を開始した。午前に一時1799.11まで上がり2日連続でKOSPI指数上昇への期待感を高めた。しかしその後は乱調傾向を示し、結局日本の格付け引き下げに足を引っ張られた。

証券市場が急落した2日以後、16日を除いて売り攻勢を続けていた外国人投資家は、これまで落ち幅が大きかった情報技術(840億ウォン)と化学(387億ウォン)銘柄を中心に906億ウォンを買い越した。しかし専門家らは「セルコリア」を主導した外国人が「バイコリア」に転じたものではないとみている。

現代証券のオ・ソンジン・リサーチセンター長は、「今月証券市場から主に流出した資金は欧州系。ユーロ圏の状況が改善されず当分は売りが続くだろう」との見通しを示した。


日本の格付け引き下げで韓国の格付けにも関心が集まっている。しかしおおむね「大きな問題はない」という反応だ。チョ・センター長は、「政府負債や経常収支面で2008年の金融危機の時とは違い、韓国に大きな問題はない。個人負債が一部問題だが、格付けが下げられる可能性は低い」と予想した。ムーディーズは昨年4月に韓国の格付けを「A2」から「A1」に引き上げている。





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