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減る北極海の氷河…“秋の寒波”来るのか(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
気象研究所の予想通り、北極の海氷が9月に過去最小になった場合、どんな影響があるのか。 リュ・サンボム地球環境システム研究課長は「速断するのは難しいが、この秋、前例がないほどの気象異変があるかもしれない」と述べた。 北極の海氷は地球に入る太陽光線を反射し、また地球の外に送り出す。 海氷が減ればそれだけ地球が受ける太陽エネルギーが増え、気温が上がる。 暖かい空気は大気上層部に上がって空気の流れを変え、その結果、韓国のような中緯度地域の天気まで変わるという説明だ。

代表的な例が昨年冬に韓半島を襲った異常寒波だ。 昨年12月24-30日、北極の海氷は冬の過去最小(1288万8875平方キロメートル)を記録した。 例年(1326万8837平方キロメートル)を大きく下回った。 その半月後(1月16日)、ソウルの気温は氷点下17.8度まで落ちた。 ロシアのモスクワ(氷点下16度)よりも寒かった。 北極が暖かくなり、北極-中緯度間の気圧差が減ったのが原因だった。 冷たい北極の空気を閉じ込める役割をしていた大気上層部のジェット気流が弱まり、「北極寒波」が韓半島まで下りてきたのだ。

リュ課長は「こうした異常気象が今年は秋にも起こりうる」と話した。 ただ「さまざまな気象要素が複雑に絡んでいるため、もっと寒くなるのか、あるいはもっと暑くなるのかというような具体的な結果は予測するのは難しい」と説明した。


地球の生態系にも変化が予想される。 米地質調査所(USGS)は18日(現地時間)、北極の海氷が早く解け、この地域の数千頭のセイウチがアラスカに‘脱出’したと発表した。



減る北極海の氷河…“秋の寒波”来るのか(1)

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