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偽“MBA”に三星だまされる・・・高卒者が学歴偽造で入社

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
米国名門の経営大学院、ウォートンスクールの経営学修士学位(MBA)を取得したと偽り、三星(サムスン)の系列会社に部長級として入社した40代社員が、約3年間働いたのちに学歴偽造が発覚し、最近解雇されたことが明らかになった。

22日、三星グループによると、韓国で高卒出身のK(41)は2008年に三星の化学系列会社である三星トータルに部長級の職位で、企業合併・買収(M&A)専門家として入社した。Kは国内の他の大手企業でも幹部として働いたことがあるとしていた。この会社は、人材採用専門企業(ヘッドハンティング会社)の推薦を受けKを採用した。同社としては初となるM&A専門家のスカウトだった。

しかし、Kは億台の年俸を受け取りながらも2年以上全く実績を上げられなかった。これを怪しく思った会社側はKの学歴・経歴に対する真偽調査に乗り出し、結局虚偽であったことを明らかにした。会社は Kを解雇した。Kを紹介したヘッドハンティング企業は、人材紹介の手数料として受け取った金を三星側に返還した。しかし、三星はKを検察や警察に告発せず、2年間Kに支払った給料を回収することもしなかったという。


この事件と関連し、三星をはじめとする国内大手企業の人材検証手続きがいい加減だという批判の声が上がっている。米国の学位は本人の同意を得なくても学歴照会ができるウェブサイトがあり、学位取得について簡単に確認できるにもかかわらず、大手企業がこのような手続きを踏まなかったいうことだ。



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