三星（サムスン）電子とアップルの訴訟戦争が勝敗の分岐点を迎えた。

三星電子のタブレットＰＣ「ギャラクシータブ１０．１」の欧州販売中断をもたらしたドイツ・デュッセルドルフ地方裁判所で、三星電子とアップルの審理が２５日（現地時間）に再開される。

ドイツの裁判所は今月初め、アップルの仮処分申請を受け入れ、オランダを除いた欧州全域で「ギャラクシータブ１０．１」の販売を禁止したが、三星電子の異議申し立てでドイツに範囲を限定していた。


この訴訟戦が２５日、初の審理を始める。両社はそれぞれの本拠地である韓国と米国のほか、欧州、日本、オーストラリアなどで争っている。第３国の審理では欧州が最も早く進行しているため、欧州の結果がグローバル訴訟戦に影響を与える見込みだ。