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ウサイン・ボルトの登場に大邱市内が大騒ぎ

ⓒ ISPLUS/中央日報日本語版

大邱市内でのイベントに登場したウサイン・ボルト。

大邱市内でのイベントに登場したウサイン・ボルトと洪明甫監督。

ウサイン・ボルト(25・ジャマイカ)が大邱(テグ)世界陸上選手権大会を控え初の公式行事に姿を現した。彼を見るために多くの人が大邱市内に集まった。

ボルトは20日大邱の現代(ヒョンデ)百貨店で開かれた「FAASTEST」のイベントに姿を見せた。スポンサーのプーマが主催したイベントで、日本・中国・香港・マレーシア・シンガポール・韓国のアジア各国から選抜された16人の一般参加者が臨時に用意された30メートルのトラックを走り優勝者を決める行事にボルトが参加することになった。雨が降る天気の中でもボルトを見るために駆けつけたファンらと取材陣で辺りは大混雑した。

ボルトは登場から華麗だった。彼は特設ステージそばに用意されたコンテナボックスが開かれるとその中から姿を表わした。ジャマイカの音楽に合わせボルトが軽く体を揺さぶると彼を待ったファンからの歓声が溢れた。 


ボルトは続く一般参加者らの質問に丁寧に答えた。ある中国人少女ファンが、「優勝セレモニーの意味は何なのか」と尋ねると、ボルトは「私が世の中で最も速い選手ということを証明するもの」と話した。続けて「陸上選手にならなかったら何をしていたか」という質問には、「クリケットかサッカーの選手になっただろう」と話した。集中力を維持する秘訣では、「他の考えに集中しながら余裕を持って準備するよう努力する」。メニュー管理については「特に管理しはしておらず、チキンが好きでよく食べる」と笑った。

この日のイベントには洪明甫(ホン・ミョンボ)サッカーオリンピック代表チーム監督が特別ゲストに招かれた。洪監督は21日に誕生日を迎えるボルトにバースデーケーキと直筆サインが入れられたサッカーシューズをプレゼントした。ボルトがお返しに自身が今回の大会で履くのと同じブランドのスパイクをプレゼントした。

洪監督は、「ボルトがステージ裏でボールをさばく技術を見たが思った以上にうまかった。サッカー選手をしてもいいのではないか」と話した。これにボルトは、「サッカー選手をするならばミッドフィルダーかストライカーとしてやりたい」と答えた。

ボルトは最後に開かれた授賞式でイベントに参加した一般人16人にひとりずつスパイクを渡し握手を交わした。ボルトは25日にジャマイカ代表チーム記者会見に参加する予定だ。



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