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「金大中政権、西海交戦の北挑発物証を公開しなかった」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
1999年6月の西海(ソヘ、黄海)交戦当時、金大中(キム・デジュン)政権は北朝鮮が意図的に北方限界線(NLL)を侵犯して韓国の軍艦を攻撃した物証を確保しながらも、南北関係を意識して公開しなかったと、張誠珉(チャン・ソンミン)元議員が18日主張した。

当時、青瓦台(チョンワデ、大統領府)国政状況室長だった張誠珉氏はjTBC(中央日報総合編成チャンネル)とのインタビューで、「韓国軍と在韓米軍が北側の交信を通信傍受した結果、キム・ユンシム北朝鮮海軍司令官が交戦直前に海州(ヘジュ)まで来て北朝鮮艦艇を陣頭指揮し、交戦に参加した北朝鮮作戦部隊と直接交信した事実を確認した」とし「これで(金大中政権は)西海交戦は北朝鮮が計画的・軍事的に起こした事件であることを確信することになった」と述べた。

続いて「この事実はすぐに金大中大統領に報告されたが、金大統領は『この内容をすべて公開すれば南北間の軍事対立が限りなく悪化し、南北交流協力政策を始めるのが難しくなる』と述べ、政府は北朝鮮の意図的なNLL侵犯事実を公開しなかった」と明らかにした。


張誠珉氏は「当時は太陽(包容)政策の最も大きな試錬の時期だったが、金大統領は『北朝鮮が置いたワナに巻き込まれてはいけない』という判断でそのように決定した。歴史のためにもそれが正しかった」とし「こうした事実を金大統領の2周忌を迎えて初めて公開する」と述べた。





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