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韓国軍、問題だらけ…北挑発に新型レーダー作動せず(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

イタリアのセレックス社が製作したHALO(Hostile Artillery Locating System)は、飛んでくる砲弾の音を分析して発射地点と落下地点を座標で表す新型装備。

しかし対応は1時間ほど過ぎた後に行われた。合同参謀本部はこの日、国会に出した資料で「西北島嶼防衛司令部(西方司)と海兵隊延坪部隊、海軍第2艦隊司令部、合同参謀本部をテレビ会議システムにつなぎ、51分間にわたり討議した後、訓練を装った新しい形態の挑発だという結論を出し、対応射撃をすることにした」とし「砲撃観測から1時間2分が過ぎた午後2時2分に延坪部隊がK-9自走砲3発で対応射撃を加えた」と明らかにした。

金寛鎮(キム・グァンジン)国防部長官は「私たちが被害を受けていないため判断しようということであり、物理的な打撃目的でもないと判断した」と述べた。しかし延坪島砲撃挑発後に金長官が強調してきた「先に措置、後に報告」システムが全く作動しなかったという指摘が出ている。

さらに今回の北朝鮮の北方限界線(NLL)砲撃で軍の指揮乱脈の様相がまた表れた。軍は北朝鮮の延坪島砲撃挑発をきっかけに西方司を設置し、各軍の合同性を強化すると強調した。


しかし10日、海軍と海兵隊、合同参謀本部間の指揮報告体系にはまた問題が発生した。北朝鮮が5発の砲撃を加えた時、海兵隊延坪部隊は西方司のユ・ナクチュン司令官(海兵隊司令官兼任)とオム・ヒョンソン海軍第2艦隊司令官に順に報告した。しかし対応命令を下したのは第2艦隊司令官だった。

軍の作戦指針は、平時と北朝鮮の低強度挑発時、西北島嶼および海岸2キロ以内の防御は西方司が主導し、海岸2キロ外の防御は海軍第2艦隊が主導することになっているからだ。北朝鮮の挑発地点は海岸の2キロ外だった。このため海兵隊延坪部隊が上級部隊の西方司と海軍第2艦隊司令のうちどちらの指示を受けべきかためらい、直ちに措置を取れなかったという解釈も出ている。





韓国軍、問題だらけ…北挑発に新型レーダー作動せず(1)

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