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<大邱世界陸上>ウサイン・ボルト、大邱で初めて練習

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

ウサイン・ボルトが17日、慶山(キョンサン)陸上競技場で適応練習をしている。 初日の練習では20メートルの全力疾走を繰り返した。 ボルトは取材陣が集まると練習を中断するなど敏感な姿を見せた。

16日に大邱(テグ)に到着したウサイン・ボルト(25)は大邱世界陸上選手権大会の開幕を10日後に控えた17日、初めて練習を行った。 ボルトを含むジャマイカ選手10人とグレン・ミルズ代表チームコーチら18人が練習に参加した。 ミルズコーチはボルトを育てた名コーチだ。

練習は非公開で行われた。 しかし陸上競技場は本部席側を除いてすべて開けているため、練習する姿は外から見える。 ボルトは同僚1人と一緒に軽く体をほぐした。 大きな歩幅で20メートルを走った後、歩いて元の位置に戻るという練習を何度も繰り返した。 しかし取材カメラがボルトの一挙手一投足を撮影すると、ミルズコーチと言葉を交わした後、競技場の建物の中へと消えていった。 練習開始から15分後だった。 警護を担当する警察は撮影の自制を要求した。

ボルトは取材陣の姿がほとんど見えなくなった午後6時ごろ、また練習を再開した。 今度は白いランニング姿だった。 80メートルを大きな歩幅で走り、歩いて戻った。 ひざがへその上にまで上がるほど躍動的だった。


ボルトが歩く時は太ももの筋肉が目を引く。 太ももは特に長い。 長身(196センチ)のスプリンターはそれほど多くない。 あまりにも身長が大きいと重力と風の抵抗が大きいからだ。 しかしボルトは身長と記録の相関関係を打ち破った。 太ももにその秘密が隠されている。

ボルトは世界スプリンターの中で最強のパワーゾーンを持つ。 パワーゾーンとは人体の中心である股関節を中心に腹筋、太もも、腰とつながる筋肉集団だ。 ボルトのパワーゾーンの中心は甲冑をかぶったような太ももで、パワーと持久力を兼ね備えている。

「大邱で目標はタイトル防衛」と公言したボルトは1週間に6日、一日3時間ずつハードなトレーニングをしてきた。 筋肉運動-ストレッチング-トラック練習の順だ。 ボルトの筋肉運動は爆発力を発揮する太ももが中心だ。 太ももの持久力を強化するレッグエクステンションを他の選手に比べて多くする。 筋肉自体は特に大きいわけではない。 強いだけの筋肉は柔軟性が落ちるという弱点がある。 しかしボルトは柔軟性を持って生まれた。

ボルトは人が少なくなると、同僚と笑いながら対話した。 練習を終えて出てくる時は市民に手を振った。



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