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三星内の不正腐敗に李会長が激怒…大々的な刷新(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

このところ三星グループでは大々的な監査が進められている。三星テックウィンで社員らの不正が摘発されたことを受け6月に李健熙会長が「不正腐敗を根絶しなければならない」と指示したためだ。17日、ソウル・瑞草洞の社屋に出勤した三星電子の崔志成副会長が記者らの質問に真剣な表情で答えている。

三星(サムスン)テックウィンに人事台風が吹いた6月。京畿道器興(キョンギド・キフン)の半導体団地では三星電子が中小企業を対象に一大調査を行った。使用年限を超えたチップ生産用遊休設備を買い入れたことがあるかを尋ねる調査だった。そうした中で減価償却を通じ帳簿価額が「0」の遊休設備をA部長が納品企業などに5億~7億ウォンで売り払い、2年間に97億ウォンを得ていたといううわさが団地内に広がった。三星電子は個人的に不正を犯したA部長をすぐに解雇した。この事件は現在検察で調査中だ。

三星内部に広がった不正腐敗の根は深かった。実際三星テックウィンのほかにも数件の腐敗が摘発された。三星火災の監査の中間結果では3~4人の役員が関連した不正が摘発され、近く人事措置を行う予定だ。この会社のある社員は、「当初は経営コンサルティングとして始めたが、事実上総務・人事・広報など全部門を総括する監査につながっている。資料要請するものも多く、随時呼ばれるため仕事をするのが非常に大変で、とても緊張している」と話した。

このような三星の現実に李健熙(イ・ゴンヒ)三星電子会長は激怒した。金淳沢(キム・スンテク)未来戦略室長が6月に三星テックウィンの監査結果を報告した席で李会長は、「私がいない間に三星にどうしてこんなことが…」とまで述べた。その後三星テックウィンの呉昌錫(オ・チャンソク)社長と役員が相次ぎ社を離れた。


当時李仁用(イ・インヨン)未来戦略室副社長は、「人の生きる世の中でありえることなのかはわからないが、李会長の考えは、社会的通念に照らしてそれほど大きくなかったとしても、こうしたことが三星の中で起きたことが問題というもの」と背景を説明した。

後続策として三星未来戦略室をはじめ主要系列会社の監査チーム長の職級がひとつずつ上がり監査チームが強化された。陣容を整えたグループ経営診断チームが三星LEDと三星医療院に対する経営診断に乗り出した。



三星内の不正腐敗に李会長が激怒…大々的な刷新(2)

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