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反小沢の先鋒の野田財務相がポスト菅のトップに

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

上段左から野田佳彦財務相と前原誠司前外相、下段左から枝野幸男官房長官と小沢一郎元代表。

日本の次期首相の座を競うレースが事実上始まった。退陣の意向を明らかにしながらも2カ月近く持ちこたえている菅直人首相が今月26日ごろに退陣を宣言すれば、28日に民主党の党代表選挙が開かれる見通しだ。ここで選出された民主党代表は国会会期末の31日に与野党議員らの採決を経て首相に就任することになる。

来週の盆休みと政界が長期休暇に入るという点を考慮すると今回の代表選は短期戦だ。手続き的な繁雑さからこれまで党代表選挙に参加してきた党員・サポーターなどの投票も排除される見通しだ。すなわち現役の民主党国会議員407人だけの投票により首相を決めることになるのだ。したがってこれまでのどの時より「数(派閥)の力」が選挙結果を左右することになりそうだ。

現在下馬評で最もリードしている候補は野田佳彦財務相だ。30人余りの議員を率いる派閥の領袖だ。野田財務相は11日に自派議員らを招集し、票固めに乗り出した。40人余りの勢力を持つ前原誠司前外相グループ議員らも現在野田財務相を支持する。中間派勢力の旧民社党グループ(40人)と菅首相グループ勢力(50人)も野田財務相に友好的だ。岡田克也幹事長、枝野幸男官房長官、仙谷由人官房副長官、玄葉光一郎政調会長ら現政権の核心勢力はほとんどが野田財務相を支援している。言い換えれば政権中枢勢力の彼らとしては、言葉だけ菅から野田に替えて「政権再創出」をするという心算だ。特に彼らのうち野田氏、前原氏、玄葉氏は松下政経塾の先輩と後輩の間柄だ。


彼らに対抗する代表勢力は小沢一郎元代表グループ(約150人)と鳩山由紀夫前首相グループ(約60人)の連合軍だ。小沢氏はすでに足早に動き始めた。

小沢氏の基本戦略は「必勝単一候補」を立てることだ。小沢氏は政治資金問題で10月6日から裁判を受けることになる。現在は党員資格停止状態で本人は出馬することもできない。したがって明確な強者がない自身の派閥からは候補を出さず、自身の派閥を積極支援し民主党政権発足当時のマニフェストを守る候補を選んで積極的に推すということだ。



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