ロシアが北朝鮮を経由するパイプラインを敷設し、韓国・北朝鮮に天然ガスを供給することを検討していると、ラブロフ外相が８日明らかにした。

ブルームバーグ通信などによると、ラブロフ外相はロシアを訪問中の金星煥（キム・ソンファン）外交通商部長官とモスクワで会談した後、金長官との合同記者会見でこのように明らかにした。

ラブロフ外相は南北およびロシアの経済協力に言及し、「ガス企業の経営者レベルで議論が進んでいる。専門家らが具体的な合意に達すれば３カ国政府はこのプロジェクトを積極的に支援すると考えている」と述べた。しかし「３カ国間の会談はまだ開かれていない」と付け加えた。


ロシア産天然ガスは韓国のエネルギー需給と価格安定に役立つ見込みだが、地理的な条件上、パイプラインが北朝鮮地域を経由するしかないため、３カ国の協調が最大のカギと見なされてきた。