ソウルを出発して馬山(マサン)に向かっていた高速鉄道KTX山川がまた止まった。列車で激しい震動が発生し、機関士が運行を中断して近くの駅に引き返した。今まで発生した39回のKTX事故のうち車体の震動が原因になったのは初めて。
8日の韓国鉄道公社(コレイル)によると、ソウル発・馬山行きのKTX山川391列車が天安(チョンアン)牙山(アサン)駅を通過してから約5分後の午後7時58分ごろ停止した。コレイルの関係者は「列車機関士が運転中に激しい震動を感じ、自発的に列車を止めた。列車の震動で運行を中断したのは今回が初めて」と述べた。
列車は停止した後、約30分後に近くの天安牙山駅に戻った。乗客300人余りは午後9時ごろ、コレイルが準備した別の列車に乗り換えて馬山へ向かった。
ある乗客は「列車が急停車し、体が前に傾いた」とし「その後、『ブレーキ装置の異常で停車した。天安牙山駅に引き返す』という案内放送があった」と状況を説明した。事故のため後続列車3便の運行が10分ほど遅れた。
コレイル側は現在、震動の正確な原因を把握している。KTX山川はこれまでも時速300キロ以上に速度を上げれば車体が激しく震動するという指摘を受けてきた。3月には全国鉄道労働組合ホームページに「KTX山川はあまりにも大きく揺れる。このままではいつか転覆しそうだ。市民よりも私がもっと心配だ」とし、不安を訴える内部職員のコメントが書き込まれた。
その間、KTX山川では製作の欠陥による煙の発生(7月15日)、通信障害(3月20日)、機関故障(2月26日)、脱線事故(2月11日)、バッテリー故障(2月6日)、動力装置故障(昨年12月25日)など各種事故が絶えなかった。こうした事故で列車は数十分から1時間ほど遅れた。
しかし今回は初めて震動のために停止したうえ、乗客を非常編成列車便に乗り換えさせたという点で、深刻な欠陥が見つかったのではないかという観測が出てきている。事故が相次ぐ中、コレイルは5月、安全運行のためにKTX山川の編成を縮小するなど格別の措置を取ると明らかにした。
◇KTX山川=設計からデザイン・製作まで韓国の技術で製作した韓国型高速鉄道。従来の高速鉄道の問題点と指摘された後ろ向きの座席をなくし、座席間隔も50ミリ広げたのが特徴。きれいな水に生息する韓国の山川魚(サンチョンオ=ヤマメ)を形状化したデザイン。
8日の韓国鉄道公社(コレイル)によると、ソウル発・馬山行きのKTX山川391列車が天安(チョンアン)牙山(アサン)駅を通過してから約5分後の午後7時58分ごろ停止した。コレイルの関係者は「列車機関士が運転中に激しい震動を感じ、自発的に列車を止めた。列車の震動で運行を中断したのは今回が初めて」と述べた。
列車は停止した後、約30分後に近くの天安牙山駅に戻った。乗客300人余りは午後9時ごろ、コレイルが準備した別の列車に乗り換えて馬山へ向かった。
ある乗客は「列車が急停車し、体が前に傾いた」とし「その後、『ブレーキ装置の異常で停車した。天安牙山駅に引き返す』という案内放送があった」と状況を説明した。事故のため後続列車3便の運行が10分ほど遅れた。
コレイル側は現在、震動の正確な原因を把握している。KTX山川はこれまでも時速300キロ以上に速度を上げれば車体が激しく震動するという指摘を受けてきた。3月には全国鉄道労働組合ホームページに「KTX山川はあまりにも大きく揺れる。このままではいつか転覆しそうだ。市民よりも私がもっと心配だ」とし、不安を訴える内部職員のコメントが書き込まれた。
その間、KTX山川では製作の欠陥による煙の発生(7月15日)、通信障害(3月20日)、機関故障(2月26日)、脱線事故(2月11日)、バッテリー故障(2月6日)、動力装置故障(昨年12月25日)など各種事故が絶えなかった。こうした事故で列車は数十分から1時間ほど遅れた。
しかし今回は初めて震動のために停止したうえ、乗客を非常編成列車便に乗り換えさせたという点で、深刻な欠陥が見つかったのではないかという観測が出てきている。事故が相次ぐ中、コレイルは5月、安全運行のためにKTX山川の編成を縮小するなど格別の措置を取ると明らかにした。
◇KTX山川=設計からデザイン・製作まで韓国の技術で製作した韓国型高速鉄道。従来の高速鉄道の問題点と指摘された後ろ向きの座席をなくし、座席間隔も50ミリ広げたのが特徴。きれいな水に生息する韓国の山川魚(サンチョンオ=ヤマメ)を形状化したデザイン。
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