北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)国防委員長が短距離移動手段として電気カートを愛用しているものと把握された。最近入手された北朝鮮内閣機関紙「民主朝鮮」7月22日付は金委員長による大同江(テドンガン)果樹総合農場と大同江果物総合加工工場現地指導のニュースを伝え、電気カートの写真をともに掲載した。ゴルフ場でよく使われる4~5人乗りカートより2倍ほど大きい12人乗りの大型で電気充電式だ。2008年夏に脳卒中を患ってから挙動が不便な金委員長が乗り降りしやすいように置かれた緑の踏み台が目につく。
政府当局者は、「金委員長が乗用車や列車から降りて工場施設などを視察する際に電気カートを利用している。現地指導現場にあらかじめ待機させておいたり、汽車に載せて持って行く時もある」と話した。金委員長は中国を訪問した5月に長春の長春軌道客車公司を訪れた時も、昨年5月と8月に訪中した時も中国側が提供した電気カートを利用した。
北朝鮮メディアに電気カートに乗った金委員長の姿が初めて登場したのは昨年12月1日の平壌(ピョンヤン)のヨンソン機械連合企業所分工場視察の時だ。政府当局は昨年8月の中国訪問後に北朝鮮がこの装備を輸入したとみている。中国訪問の際にカートの便利さを経験して持ち込んだものという。
金委員長は2月と4月に平壌野菜科学研究所と鴨緑江(アムノッカン)タイヤ工場をそれぞれ訪問した時もこのカートを利用した。金委員長の妹婿の張成沢(チャン・ソンテク)労働党部長が一緒に乗る姿が報道される時もある。このカートは韓国でも輸入販売されている。価格は約1500万ウォン(約110万円)。遊園地やコンドミニアムのようなレジャー施設で使われる。中国からこの電気カートを輸入する釜山(プサン)の業者は、「組み立ては中国で行うが、コントローラーやバッテリーなど主要部品は米国で製作されたもの。金委員長のカートは安全・便宜装置が追加装備され実際の価格はさらに高いだろう」と話した。
政府当局者は、「金正日の健康に異常があるという兆候は見つかっていないが、脳卒中の後遺症で長く歩くのが難しいということを傍証するもの。現地指導に遂行する人たちも大部分が高齢であるため移動が長い現地指導現場で使うようだ」と話した。
政府当局者は、「金委員長が乗用車や列車から降りて工場施設などを視察する際に電気カートを利用している。現地指導現場にあらかじめ待機させておいたり、汽車に載せて持って行く時もある」と話した。金委員長は中国を訪問した5月に長春の長春軌道客車公司を訪れた時も、昨年5月と8月に訪中した時も中国側が提供した電気カートを利用した。
北朝鮮メディアに電気カートに乗った金委員長の姿が初めて登場したのは昨年12月1日の平壌(ピョンヤン)のヨンソン機械連合企業所分工場視察の時だ。政府当局は昨年8月の中国訪問後に北朝鮮がこの装備を輸入したとみている。中国訪問の際にカートの便利さを経験して持ち込んだものという。
金委員長は2月と4月に平壌野菜科学研究所と鴨緑江(アムノッカン)タイヤ工場をそれぞれ訪問した時もこのカートを利用した。金委員長の妹婿の張成沢(チャン・ソンテク)労働党部長が一緒に乗る姿が報道される時もある。このカートは韓国でも輸入販売されている。価格は約1500万ウォン(約110万円)。遊園地やコンドミニアムのようなレジャー施設で使われる。中国からこの電気カートを輸入する釜山(プサン)の業者は、「組み立ては中国で行うが、コントローラーやバッテリーなど主要部品は米国で製作されたもの。金委員長のカートは安全・便宜装置が追加装備され実際の価格はさらに高いだろう」と話した。
政府当局者は、「金正日の健康に異常があるという兆候は見つかっていないが、脳卒中の後遺症で長く歩くのが難しいということを傍証するもの。現地指導に遂行する人たちも大部分が高齢であるため移動が長い現地指導現場で使うようだ」と話した。
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